僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

酒なしの人生

アル症とは俺のことでぇい、ついでに肝硬変っつぅ、ツレもおるわい、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、振り返り・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


「酒飲まれへんくらいやったら、人間、やめるわ」

よう、思うてましたし、また、たまには生意気にも口にしてました、こんなセリフ。

40年もそんな人生、送ってました。

ホンで、今、人間、やめているかっていうと、もちろん、やめてませんし、たぶん、人間度は上がっていると思います。

何で、そんなやくざ映画みたいなコンセプトで生きていたんでしょうね。

もちろん、そんなコンセプトがすべてに対して優位に立っているような精神状態、
そして身体状態こそが、まさにアルコール依存症だったわけです。

依存症のくせして、

酒なくして何の人生ぞ、なんてかっこつけてました。

かっこつけていたというよりも、その時は本気でそんな風に考えていましたし、感じていました。

今思えば、本気のようにも思えるけれども、勘違いであったことも間違いない。

本気のふりをする勘違い、それが僕たちアル症者の正体なんですね。

僕たちは哀れでちっぽけな化け物なんですよ。
しかも、化け物のくせして、周囲と自分の身体に迷惑をかけるということ以外に、
何の魔力ももっていない。
かっこ悪すぎて、お笑いの対象にもなりませんわ、ホンマに。

しかし、たぶん、人生ってかっこ悪いもんでしょう、誰にとっても。

そして僕たちは、そのかっこ悪さを自覚できました。
(もちろん、代償は大きかったと思いますよ、それぞれ)
かっこ悪さを知ったかっこよさは、少しくらい自慢してもいいよね。

そうそう、ぶうぶう、ぶうぶう、わたし人間ですねン。

酒井藍ちゃん、新喜劇最年少座長抜擢おめでとう。

私らも人間ですねン。

せやから

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。