僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

アンサンブル

飲酒歴40年、断酒歴2年と3か月、不良初期高齢者、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、原点に帰ろう・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


今日はホンマにひさびさに、バンドの練習をしました。

ジャズバンドは、
ほとんど練習をしない場合が多いようです。

ジャズは、曲ごとに大まかな決まりごとがあるのみで、
実際の演奏は、
その大まかな決まりごとの枠の中での即興演奏が中心になります。

したがって細かいところまでびっしり決まっている他のジャンルの音楽とは異なり、
緻密な練習は必要ありません。

僕の場合、
むしろ練習のし過ぎは本番の演奏のクォリティーを下げることのほうが多いようです。


しかし最近、
その大まかな決まりごとについても、
やや、演奏が荒れてきた感じが否定できず、
少し、丁寧に磨き上げる必要を感じ、
急遽、練習を行うことにしました。


最初は、僕たちのバンドの最若手、
サックスのT君だけを招き、徹底的に彼をしばき上げる、もとい鍛え上げる予定でしたが、

急遽、ベースのMさんも来てくれることになり、
3人でアンサンブルを確認するレッスンに明け暮れることにしました。


さて、このMさん、
実は最近、大きな生活の変化を経験されていまして、
大変なことになっていました。

仕事先が変ったのですが、
そのためもあって、精神的なダメージを負ってしまい、現在、休職中、
ただし、だいぶ回復されてきたそうで、
リハビリもかねて、今日の練習に来てくれたのです。

ベース、ピアノ、サックス。
ここにドラムスが加われば、典型的なジャズのアンサンブルの完成ですが、

ドラムレスのこの形式も、
クラシックの室内楽のような趣があり、
楽しく、有意義な練習ができました。


ジャズは勢いが大事な音楽でもありますが、
しかし、勢いを確かなものにするためにも、
基本をないがしろにしてはいけない表現形態でもあります。

普段の個人練習と、今日のようなアンサンブル・レッスン、
やっぱり、人間、基礎的な体力が大事ですね。

僕たち断酒者の基礎体力はなんといっても、
1日、1日の断酒ライフです。

ですのでいつものように

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。