僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

寂しいけれど曲げるわけにはいかない

飲酒歴40年、断酒歴2年と4か月、不良初期高齢者、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、世間はつらいよ・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


今日はつらい話です。

といってもアル症がらみでも酒がらみでもありません。


長年の同僚が一人、職場を離れました。

僕の勤める大学の事務職員を長く務めた彼は、
選挙に立候補するために、定年まで残り数か月を残し、
早期退職をしました。


僕がかつて窓際ではなく、職場の割と真ん中の方に座っていたころ、

そう、大学業務の花形の一つ、
入試営業部門の役職についていたころ、
彼は入試課の職員でしたので、

一緒に出張に行くことも何度もあり、
年齢も僕と一緒、
少しばかり臭い言い方ですが、
職場の戦友同志という感じの仲間でした。


彼の父上が県会議員であったことは知っていました。

互いにまだ若かったころ、
ゆくゆくはおやじさんの地盤を継ぐのかと聞いたところ、
いずれはそうなるやろうなぁ、といっていました。


そして彼は、
恐らく、自民党公認の候補として、
滋賀県議会議員、補欠選挙に立候補します。


とても寂しい話ですが、

僕の大嫌いなポチを総裁と担ぐ政党から出馬する彼と、
今後、一個人として交流することはもうないでしょう。


友情と仕事は別という言い方もあるかもしれませんが、

僕はこの国をダメにしているのがポチであることを確信しています。

もっと言えば、
自分のウソのために善良な役人が自ら命を絶ったにもかかわらず、
全く知らん顔をして、嘘にウソを塗り重ねている、
あの人間とは呼べない、
畜生以下の存在を総裁として担ぎ、
さらには総理大臣として担ぐような組織がいまだに健在であるようなこの国は、
絶対にもちません。

そしてなぜ自民党は選挙で勝っているかというと、
要は地盤を大事にする選挙を一生懸命守っているからです。


多くの庶民は、
ポチの極悪非道ぶりを知っているはずです。

ところが地方行政の話になると、
安定した地盤を背景に、
地元に利益を誘導する政治家に義理立てをして投票をしてしまう、

これが日本人の義理堅く、そして自らの思考能力を放棄する、
儒教的農耕民族の最大の弱点です。


僕はそう考えると、
長年にわたって同僚であった彼を応援するどころか、
今後、人間として付き合うこともできません。

彼は日本をダメにしている体制側の人間に完全になってしまいました。

僕の大嫌いな勢力の一人になってしまいました。

とても残念で、辛いことだけれど、
僕は君を非難します。

君と君の所属する政党を非難します。

そしてこの国を非道の国に導いている畜生以下の総理大臣を非難します。


彼はこのブログの存在は知りません。

直接彼に話をする機会はないでしょう。

でも、というか、だからというべきか、僕は僕のこのブログで宣言します。

「Kさん、さようなら。」


寂しい。
でも、人間としての価値観、
研究者としての価値観、
教育者としての価値観、
アーティストとしての価値観、
僕の心の背骨全てが君への決別を促します。

本当にさようなら。


でも僕は寂しさに負けません。

いつものように
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。