僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

涙ぐむことなく振り返る・・・

飲酒歴40年、断酒歴2年と6か月、不良初期高齢者、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、高齢者の再確認・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


今日は1時間目に講義、11時から12時までは仕事場でピアノの練習、

そして昼からは、
今年からかかわりをもたせてもらっているとある知的障害者の施設へのアート・ワークショップ指導に行きました。

その後、少しだけ時間が空いたので、
草津イオンモールにより、

ゲーセン(プレイしませんが、観戦するのが好きなんです)、
衣料品売り場、
楽器屋さん、
そして本屋さんとめぐりました。


途中、少しだけ疲れましたので、
広めの通路の一角にある幼児用のプレイスペースを眺めていました。

3人の赤ちゃんと、そのヤングお母さん、ヤングお父さんが遊んでいました。

一人の赤ちゃんがなぜか僕の方にニコニコと寄ってきてくれました。

まだおしめも取れない、ハイハイの赤ちゃんたち、かわいらしいことこの上ないです。

そして、一緒に遊んでいる、ヤングお母さん、ヤングお父さんたち、
人生の一番いい時間を過ごしてる、ぴかぴかの笑顔でした。


飲酒者だった頃、
それも飲酒者としての最晩年の僕であれば、

その場でお酒を飲んでいることはありませんが、
すでにどこかで缶〇ハイの1缶くらいは飲んでいたでしょう。


そして、パートナーと心が通わなくなり、
こどもたちからも遠ざけられるようになっている己の惨めさを感じ、

恐らく、その光景を見ながら、ぐすぐす、泣いていたと思います。



僕は身内の不幸で涙を流すことすらほとんどないのですが、
何故か、妙なところで涙もろいのです。

この涙もろさは今でも変わりません。



しかし、今日、イオンで幸せそうなヤングファミリーたちを見て、
僕は涙を流すことはありませんでした。

そんないい時間もあと少しやで、大事に楽しみや、

と、少しばかり意地悪さも含めたアドバイスめいた気持でニコニコと眺めていました。


僕も少しはきれいに歳を重ねることができているようです。

そしてそれも断酒ライフ、継続のおかげであることは間違いありません。



酒が人生を豊かにしてくれるのは、機会飲酒者の場合です。

かつての僕たちのような、過度の習慣飲酒者にとっては、
酒のポジティブな効果は弱まり、
ほとんどの場合、ネガティブな効能しか働かなくなっているようです。


人生をしっかり見つめ続けるためにも、
僕たちには断酒ライフの継続しかありません。

ですので、

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。