僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

音ゲー

飲酒歴40年、断酒歴2年と10か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、世相観察・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。



突然ですが、
僕は(いい歳こいて)ゲーセンが好きです。

ただしゲーセンに行って僕自身がプレイすることはほぼ、ありません。


なぜプレイしないかというと・・・

まず第1に、最近のゲームについていけません。


第2に、多くのゲームがスマホ等にデータを蓄積しながら遊ぶ設定になっており、
スマホをもたない身としては、最初から排除されている気がします。


そして第3に、

プレイしなくても充分に楽しいからです。


つまり僕は観戦専門のゲーセン好きなんです。


昔はプレイヤーでしたよ、
まだ操作スイッチが二つくらいで、
画面上のアイコンの動きも明らかに2次元性を逸脱しておらず、
しかもその動きもモニター上のマトリックスに素直に、
つまり、画面枠にたいてい水平垂直の平行感覚を崩さないようなゲームであれば。


でも最近のゲームは、
疑似的な3次元性が強く、

また操作スイッチも複雑極まりありません。


特に画面の疑似3次元性は、
観戦しているだけでもめまいを覚えます。

特に最近のサーキット・ゲームの背景表現はすごいですよね。


操作スイッチの複雑さはある程度は慣れるとは思いますが、

でもプレイするよりも観戦しているだけで十分な感じです。


最近のゲーセンで若者たちが楽しんでいる主なジャンルとして、
恐らく音ゲーとよばれるカテゴリーを挙げることができるでしょう。


いくつかヴァリエーションはあるようですが、

要は音楽に合わせて、
モニター上に様ざまなアイコンが現れ、
その動きに同期させて特定のスイッチ操作やモニタータッチを行う、

そしてタイミングの同期性に優劣がスコアに反映され、高得点を狙うという遊び方が基本のようです。


CHUNITHM や MAI MAI といったゲームが高校生を中心とするゲーマーたちの主なバトルフィールドでしょう。


一心不乱にモニターを眺め、
音に合わせて腕や指先を動かしている彼らの姿を見ていると、

そのプレイテクニックに称賛の気もちを覚えると同時に、

オリジナルな体験をもたない不思議なシミュレーションゲームに注ぐエネルギーの使い方に対して、
多少の疑問も感じないわけではありません。

でも、はまるんでしょうね、きっと。


何かにはまることは、多くの場合、功罪の両面がありそうです。

若者たちは、
新しいシミュレーションゲームに習熟することによって、
新しいマンマシン・インターフェースの発展に貢献することにもなっているんでしょうね。


ついていけないなと思いつつ、
しかし彼らの見事なプレイを楽しみながら、
同時に冷静に観察していこうと思います。


しっかりと考え続けるためにも、

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。