僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

恐ろしい想像

飲酒歴40年、断酒歴4年と2か月、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、それじゃダメじゃん・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は仕事にまつわることです。

来週から5月の連休明けまで、大学への入構が制限されます。

研究室への短時間の入室は許可されますが、

研究してはいけないということです。

堂々と大学に行って、研究室に居座ることも可能でしょうけど、

ま、いい大人なんだし?おとなしくしておきます。

 

要は在宅勤務ということなんですが、

在宅で授業はできません。

オンライン講座という選択肢もありますが、

僕の勤める大学は、

学生一人一人のニーズに合わせた指導を売り物にしていますので、

僕のように講義が中心の教師でも、教室での対面での授業が基本になります。

したがってオンラインでの指導については、

ソフト、ハードの両面において、大学としてのインフラが全くできていませんので、

在宅での学生指導は、基本的に不可能です。

 

結局できることは、

家に持ち帰っている資料やネットを用いて、

授業材料の準備をすることが中心になりますが、

賞味期限があと4年しかない身にとっては、

新ネタを仕入れようという気も、

現在の持ちネタのブラッシュアップを行おうという気も、

正直、起きません。

 

ということで、以前にも書きましたが、

海外の大学の公開されている講義のネット視聴を中心に行っています。

 

誰にも会いませんし、特に決められたノルマもありませんので、

スンマセン、のんびり進めています。

 

で何が恐ろしい想像かといいますと、

生まれ変わる前の僕であればこんな状況の中では、

きっと相当、早い時間から酒浸りになっていただろうなということです。

できる限り自宅に留まるようにということですので、

アル症発作発症中の者にとっては、飲まない理由がないわけです。

 

もしかすると、まだ使用障害を自覚していない人たちの中には、

現在の自宅待機が奨励されている社会情勢の中で、

廃人街道、自殺街道まっしぐらの人がいるかもしれません。

いや、居るでしょうね。

そういう人たちは、自分たちのヤバさに気がついていませんから、

自らSOSを発することがありません。

考えてみれば恐ろしい状況ですよね。

 

自らSOSを出さない人を助けることは難しいことですが、

せめて経験者として、危険度を訴えることはできるかもしれません。

 

僕たちの後輩を増やしてはいけません。

 

ということで僕たちは僕たちのやるべきことをまずはしっかりと。

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。