僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

隠してもらいました

飲酒歴40年、断酒歴4年と6か月、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、少し弱気・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

一昨日から長女が帰ってきました。

彼女は大阪の広告代理店でデザイナーとして頑張っています。

 

ビールが好きなあの子、

今回もパートナーに駅まで迎えに来てもらった帰り、

途中で発泡酒を購入してから家に来ました。

 

別に大酒を飲むわけではなく、

ゆっくりと楽しんでいるようです。

彼女は、僕の病状が一番ひどかった時にはすでに一人暮らしをしていましたから、

僕のアル中としての最悪の醜態は見ていません。

しかしそんな彼女にとっても、

実の父親が使用障害者となり、断酒生活を送っていることの深刻さについては、

十分に知っているはずです。

ですので、僕の姿をこれは以上はない反面教師として認識していると思います。

 

先ほどまた大阪に戻っていったのですが、

一つだけ、お願いをしました。

 

彼女が購入した発泡酒、まだ残っていたため、冷蔵庫内に鎮座してました。

家の中に他のアルコール飲料があっても、

多分、飲みたくはならないと思いますが、

しかし、ビールや発泡酒は、少しばかり、不安でした。

ちょっと暑く感じる昼下がり、のどが渇いたなんて時に、

思わぬ悪魔のささやきが訪れないとも限りません。

今でも、ビールのプハ~感は味わいたいと思うことがあります。

 

そこで、長女に頼み、残りの発泡酒の缶を彼女の部屋に移してもらいました。

あの、350ミリリットルという、中途半端な少なさが一層くせ者です。

これくらいなら・・・という悪魔のささやきを運んできそうです。

冷蔵庫の中に冷えたやつが待っている事さえなければ、

まず、間違いはおきません。

今、冷蔵庫の中に悪魔のメッセンジャーはいません。

 

僕たちはほんの少しの出来心で、地獄に落ちます。

そして場合によっては、そのまま苦しみ続け、

そして最悪の最期を迎えます、間違いなく。

意地でもそれだけは避けたい。

生き続けましょう。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。