飲酒歴40年、断酒歴4年と9か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル61。
本日もリスボンの、これはもう健忘症とは言えないかも?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
WMS(ワシャー・メシクッタカノウ症候群)、
僕たち高齢者にとっては、
明らかに自覚症状がありながら、パートナー等から指摘されると、
むきになって否定してしまう、
かなり厄介な行動障害?です。
しかもこの症状、多少の年齢差はあれ、
ほとんどの高齢者を苛む、
神のもたらす、厳しい試練でもあります。
以前にも報告しましたが、
僕の右手は、ほぼ一年中、主婦湿疹を患っています。
あまり市販薬は使用しない方なのですが、
湿疹に伴うあかぎれの治療薬は、
僕の生活にとってなくてはならない必須アイテムの一つです。
ところがここ2、3日ほど、この軟膏薬が見当たらなくなりました。
基本的にこの薬は、
風呂上がりにリビングでしか使いませんので、
家の中のほかのところにもっていくことはありません。
しかしリビングのテーブル周りにも、
常備薬置き場にもありません。
ところが今日、偶然、見つけることができました。
どこにあったかというと、
耳かきをしまっているタンスの引き出しの中にありました。
おそらく、風呂上りに耳かきを使った後、軟膏を塗りこみ、
なぜか耳かきと軟膏薬を同じ場所に置いてしまったのでしょう。
僕は最近、この手の置き間違いが増えています。
人間、手が二本ありますので、
連続する二つの行動に用いるそれぞれの道具を両手で運んだあとで、
そのうちの一方をどこかにふと置いてしまい、
しばらくしてから、ナイナイと勝手にパニクっていることがよくあります。
多分、これも、WMSの一つの症状なのではないでしょうか。
連続した二つの行動をスムーズに済ますために、
それぞれに用いる道具を両手にもつ、
しかしそれらの片付けの際には、二種類のアイテムをもっていることを忘れてしまう、
そして片方を不適切に処理してしまい、
そのことは当然ながら自覚していない。
短時間に連続する二つの事案について、しっかり記憶にとどめておくことができない、
まさに高齢者の証、WMSの立派な症状だと思われるのです。
WMSタイプの健忘症は、おそらく避けがたい障害でしょう。
しかし僕たち高齢者としては、
開き直るのではなく、少しでも進行を遅らせる、
あるいはあわよくば時を戻して快方に向かわせる、
そのくらいの努力はすべきでしょうね。
ご同輩諸氏、互いに気を付けましょうぞ。
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。