飲酒歴40年、断酒歴5年と4カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。
本日もリスボンの、親子について・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
清原正吾くん、慶応義塾大学、野球部1年生。
清原和博氏(53歳)の長男だそうです。
もちろん、僕は、清原和博氏はおろか、正吾くんとも個人的な面識はありません。
僕は正直に言うと、
野球にそれほど強い関心はありません。
えせ関西人の常として阪神タイガースの応援はしますが、
しかしタイガースに誰がいるのか等の情報については、
殆ど知りません。
それから個人的には野球というスポーツに対して、
少しばかり否定的な見解を感じてもいます。
野球という競技自体に対してというよりは、
アマチュア野球や少年野球の指導者に対してといった方がいいかな。
この件は長くなりそうなので、また別の機会に。
で清原正吾くんなんですが、
清原和博氏のご長男であるということ以外には僕との接点はありません。
ただ、僕が清原和博氏と何か接点があるかというと、
これは僕の勝手な思い込みのようなモノです。
僕が肝硬変で入院し、その退院後、アルコール使用障害の診断を受けたのが、
今から5年と少し前。
つまり、清原氏と僕の間には、アルコールと覚醒剤という違いはありますが、
薬物使用障害の診断を受け、
その疾患と向き合いながら生きていくことを決意した時期が、
ほぼ重なるのです。
僕の方で勝手に清原氏を同志とみなしています。
長男の正吾くん、
高校まではほかのスポーツをやっていたそうですが、
現在は名門、慶応大学の野球部の一員ということで、
父親の指導を受けることもあるそうです。
そして僕が何よりも心を動かされたのが、
正吾くんが父親の和博氏を心の底から尊敬しているという事実でした。
薬物使用障害という、
解釈の仕方によっては、
人間のクズ扱いをされても仕方がないかもしれない精神疾病と向き合うものにとって、
正吾くんのような素直な感性を持って接してくれることは、
何にも代えがたい応援エールです。
僕たち、薬物使用障害当事者は、
たしかにひと時、人間のクズと呼ばれても仕方がないような行動で、
周囲に迷惑をかけ倒しました。
でも、僕たちは生きなおしていかなければなりませんし、その権利もあります。
清原氏親子の絆は、そんな僕たちにとって一つの羅針盤になりそうです。
もちろん、必要以上に美化して解釈する必要はありません。
せっかくの神様からのお許しに感謝し、生きるのみです。
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。