僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

納得と不満の波状攻撃

飲酒歴40年、断酒歴5年と9カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、まだまだ発展途上・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は研究日ということもあり、

ほぼ丸一日、ヒッキー君で、外出しませんでした。

午前中は大学の仕事に費やし、午後はピアノと歌の練習に費やしました。

 

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いつものことと言えばいつものことなのですが、

ミュージシャンとしての自分の技術が高くなっていることが確信できると同時に、

いつまでたっても未熟なままだなぁという、矛盾した気持にもなります。

 

少しジャズの技術面の話になるのですが、

僕はこのところ、和音の区切りごとにアドリブ・フレーズを紡ぎだすのではなく、

和音の進行に伴う、コードチェンジの分節点をまたぐようなフレーズを意識して作り出すように、

心がけてアドリブを展開しています。

そうすることで、流れるような自然さを保ちながらも、

僕でなければ紡ぎだせないような個性的なメロディーラインを作り出したいと望んでいます。

 

しかしこの練習目標というか指標は、結構、難題です。

ジャズプレイヤーはどうしても指癖に頼ってしまい、

そうそう、新しいフレーズは出てきません。

その結果、いつまでたっても上達せんなぁという、自己嫌悪攻撃がやってきます。

 

一方で、さすがに毎日、1時間以上は練習していますので、

明らかに指癖のレパートリーは増えており、

結果としてフレーズの幅も広がり、演奏の持続力は上がっていることも実感できます。

そして、やっぱ、俺、上手なってるやんという自信もやってきます。

 

自己嫌悪と自信の交代波状攻撃、

精神的には少しばかり不安定になりますが、

しかしまぁ、上達したいという気もちを若く保てているからこそ、

不安定な情緒に襲われるともいえましょう。

 

額面上はレベル62ですが、向上心は中学生レベルということで、お許しくだせぇ、おでぇかん様。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。