僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

今日も勉強 63歳の新人修行

飲酒歴40年、断酒歴5年と10か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、死ぬまで勉強・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は、

昨年の夏くらいから交流を始めさせていただいた女性ヴォーカリスト

Kさんの企画による、

デイタイム・ライブに出演してきました。

 

会場は龍谷大学伏見キャンパスのすぐ近くのオシャレなレストランでしたが、

マスターがコックさんにしてミュージシャンということで、

店内の音響は、いわゆるライブハウスのモノとは異なりますが、かなり良質なものでした。

 

今日のステージは2部構成で、

前半がゴスペルをベースとした男女デュオで、

後半が僕とKさんのデュオ。

ただし後半の前半は、僕のソロパフォーマンスにあててもらいました。

 

全体にポップスの色が濃かったこともあり、

僕のソロでは、僕のわがままテイストのジャズもどきを披露しました。

4曲演奏しましたが、

そのうち2曲は、ジャズ・ナンバーに勝手に日本語の歌詞をつける、

なんちゃってオリジナルジャズでしたが、

歌の部分と、ピアノによるアドリブの部分の関わらせ方に、

もっと工夫が必要であることを痛感しました。

 

僕はこれまで、自分のヴォーカリストとしての資質に自信がなかったのですが、

ヴォーカリストはある意味で、

衒いを省いた愚直なまでの素直さで、

自身の世界観を表現することが最も必要なことであることが、

ようやくわかってきました。

 

自分で書いた詩を自信をもって歌い上げること、

あるいは自信をもって語ること、

つまり、自分自身をさらけ出すことが一番、大事なことであり、

音楽的な技能はそのための手段に過ぎなかったのです。

歌の上手いヴォーカリストであることよりも、

心からのメッセージを伝えるヴォーカリストであることの方が、値打ちがありました。

 

弾き語りヴォーカリストとしての僕にとって必要なピアノの技量は、

歌によってメッセージを伝えるという一番大事な目的のためにあるべきであり、

そのためにも練習の重点目標に若干の修正が必要であることも分かりました。

 

聴きに来てくださったお客さんも、そして共演者の皆さんも、もちろん僕自身も、

大変、楽しい時間をもつことができましたが、

それと同時に、今日もまた貴重な課題を発見することができました。

レベル63にして、新人漫才師のように、

「頑張っていかなあかんなぁと思ってますねんけど」の境地です。

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勉強のためにも生き続けなければ。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。