僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

キーボード・デュオという贅沢

飲酒歴40年、断酒歴7年、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、多分、よかったと思います・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

ほぼ、1週間前ですが、電子キーボードの運搬について、ひらめいたことを報告しました。

楽器の運搬について - 僕のワンノートサンバ (hatenablog.com)

 

で、早速ですが、今日のポップスメインのジャムセッションで試してみました。

 

今日のセッションは、

ご自身もヴォーカリストであるシェフが切り盛りされている洋食屋さんが会場です。

このシェフ、料理の腕はもちろんですが、

歌がまた素晴らしい。

僕よりも5度くらいは上まで楽に響かせる、素晴らしいハイノートをお持ちです。

 

ですので、お店の音響設備も、ライブハウスとはまた違ったテイストですが、

心地よいサウンドを楽しめる環境が整っております。

これまでは、このシェフが用意してくれている、ヤマハの電子楽器を弾いていましたが、

今日は僕が以前使っていた、20世紀のローランドの楽器を持ち込むことにしました。

そして場合によっては、お客さんにもお店の電子ピアノを弾いてもらい、

キーボード・デュオを実現しよう思いました。

 

2台の鍵盤楽器を二人のプレイヤーが同時に演奏する、

ジャズの世界ではあまり例がありません。

超有名どころとして、チック・コリアハービー・ハンコックのライブ演奏が有名ですが、

しかしあまりに大物過ぎます。

マチュアには贅沢過ぎるチャレンジかもしれません。

 

でもやってみました。

 

結果は、大変、興味深い、音空間が実現できました。

音が複雑に交差します。

そして2列の88鍵盤に4本の腕、

おもしろいことに、プレイヤー同士が手を抜けば抜くほど、

気もちのよい、アンサンブル空間が形成されます。

 

これはヤバいです。癖になります。

なんぼ、楽な楽器の運搬方法を見つけたといっても、

やっぱり電子ピアノの運搬は、面倒な作業です。

でも面倒なことをあえて行うだけの価値はありました。

実はこんなやつを使います。

 

しばらくは僕がホストを務めるセッションでは、

ダブル・キーボードでの演奏を楽しめることを、

一つのセールスポイントにしてみようと思います。