僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

21世紀の物価

飲酒歴40年、断酒歴7年、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、これも時代の証言?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

ほとんどの店で250円、当時から独自性を発揮していた今では全国区のあの店で300円。

何の数字かといいますと、

僕が大学に入学し、京都にやって来た昭和52年、1977年当時の、

京都のラーメン屋さんでの、ラーメン並一杯の値段です。

300円は、天下一品の価格、

貧乏学生にとって50円の価格差は厳しいものでしたが、

それでもたまには天一に行ってしまうほどの中毒性はありました。

 

今の僕は、外食でラーメンを食べることはほとんどありません。

何故か昨年の秋くらいから、

ジャムセッションの前にラーメンを食べる機会が3回ほど続きましたが、

それでも月に1回のペースを超えることはなさそうです。

 

 

僕が外食ラーメンを好んでは食べないのは、

一つには体があまり欲しがらないという事情があります。

これまでも何回か報告してきましたが、

肝臓疾患を経験してからの僕は、過度の塩分と脂肪分を自然に避けるようになりました。

ラーメンの多くは、単体の食品としてみた時には、塩分も脂肪分も過剰だと思います。

ですので、食べた後に激しいエネルギー消費が見込める時以外は、

まず食べません。

ジャムセッションは、かなりエネルギーを消費しますので、

ラーメンで摂取したカロリーを効率的に使い切ってくれるようです。

 

もう一つ、僕が外食ラーメンを選ばない理由は、

コストです。

現在のラーメン、だいたい800円くらいするんですよね。

1回の外食で800円は、少し考えてしまいます。

価格の面からすれば、現在のラーメンは、

決して庶民の味方ではないと思います。

 

45年前の話をしてもリアリティーがないかもしれませんが、

一杯、250円の時代を知っている身としては、

800円は必ずしも素直に納得できる価格ではありません。

 

でも考えてみれば、45年です。

物価は当然のことながら上がり続けてきました。

僕らが大学生のころのアルバイトの時給は、400円から500円の間くらいが相場でした。

今では1000円前後なんですよね、バイトの時給。

 

もちろん、住空間をはじめとする生活様式も変わりました。

4畳半の、風呂トイレ共同のアパートに住んでいたといっても、

今の学生たちには想像もできないでしょうね。

 

ですので、ラーメン1杯、800円も、それほど無茶な価格設定ではないのかもしれません。

僕はコンビニの商品も、やはり高価な感じがしてほとんど利用しませんが、

若者たちがよく利用しているような、コンビニでのランチ調達、

恐らく、500円以上はすると思われ、僕には贅沢な価格設定のような気もしますが、

僕の感覚の方が、ガンコなんでしょうね。

 

ただ現代の人びとの生活の中で、通信費の占める割合については、

大いに考えるべき点があると思います。

スマホをはじめとするオンライン通信へのアクセス・コスト、

現代生活の必須アイテムだとは思いますが、

その中で支払われる金額の多くが、

GAFA の経営陣に代表されるような、

ごく一部の超リッチ層の財布に消えてしまっていることを考えると、

やりきれない気もちになります。

 

僕には、21世紀の人たちのお金の使い方は、少し間違っているように思えて仕方がありません。

 

スンマセン、世捨て人の独り言だと思ってください。