僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

大ぼら吹きが死んだ

飲酒歴40年、断酒歴7年と1カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、どうすんねやろう・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

先日、笑福亭笑瓶さんが亡くなった時は、少しショックでした。

別に僕は、笑瓶さんのファンでもないのですが、

いろいろな意味での好感度の高い芸人さんだったと思いますし、

何といっても年齢的に近かったので、

少しだけ、自分の問題に近づけて感じる部分もありました。

 

今日、もう一人、同じ年齢の、好感度は全くない、しかし超有名人?が、亡くなったそうです。

自らを、宇宙の至高神、エル・カンターレであるとのたまう、稀代の大ぼら吹き、

大川隆法です。

 

大川のほら話に従えば、エル・カンターレですから、

現身(うつし身)である大川自身の死はそれほど重要ではないはずですよね。

あの教団のスタッフたちは、

これから次々と明らかになる、教祖の大ぼら話に基づく矛盾を、

どのように繕っていくのでしょうか。

一人の人物が亡くなっていて極めて不謹慎でしょうが、

ハッキリ言って、今後の教団の言い分の変遷が見ものです。

 

幸福の科学は、統一教会エホバの証人に比べれば、

その社会的、そして倫理的な悪の度合いは、

かわいいものかもしれません。

 

僕の勤務先は、この教団の中学・高等学校のすぐ近くにあります。

この学校の建設時には、地元住民の皆さんとかなりトラブったそうです。

しかしここで勉強している生徒さんたち、つまり幸福の科学宗教2世の皆さんは、

まず殆どが、普通のこどもたちでしょう。

教祖の死に伴うであろう教団の経済事情の悪化によって、

恐らくこの学校もやがては閉校に追い込まれるでしょうね。

 

中川隆(教祖の元の本名)が、いったい何を目指していたのか、

単なる妄想家だったのか、金銭と色欲の満足が目的だったのか、

独裁社会でも作ろうとしていたのか、

それとも本気で人類を救うつもりだったのか、

今となってはわかりにくくなってしまいました。

 

多分、数年もすれば、

おかしなことを抜かしとったおっさんがおったな、

くらいの忘れられ方の中に収まってしまうでしょうね。