飲酒歴40年、断酒歴7年と5カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。
本日もリスボンの、今日は楽しい話では全くありません・ノープランブログ、
ご訪問ありがとうございます。
まずは少し軽めのお話。
今日は朝一で病院に行き、胃カメラの刑を受けてきました。
前回の受刑の際に、
施術中はできるだけ力を抜くことを心掛けるだけで、
かなり苦しさが減ることを知ったため、
今日は、かなり楽に済ますことができました。
もちろん、何回か、えげつなくえずきましたよ。
でも、胃カメラを操作してくれたドクターから、
「以前と変わらず、きれいな状態ですよ」と言っていただいたこともあり、
比較的、ご機嫌さんで病院を後にすることができました。
それと朝一の施術の予約は大正解ですね。
予測不能な待ち時間の変動に悩まされることもないので、
こちらもストレスフリーな受診につながります。
さて、タイトルの「犯罪者」の件ですが、
母親に対する自殺ほう助の疑いで逮捕されている猿之助の件と、共通する話題です。
時々、ここでも報告していますが、
僕には90歳の父親がおり、現在はサービス付きの高齢者専用住宅に入居しています。
このくそおやじ、2年前に5回も自殺未遂を起こしています。
そのたびに、警察や病院といった関連する部署に出向き、
後始末を行ってきました。
ある夏の晩ですが、睡眠導入剤の過剰摂取で半分ラリっていた親父から電話があり、
そのころ住んでいたアパートに行くと、もぬけの殻。
しばらく待っていると親父が戻ってきましたが、
どうやらコンビニで酒を買って飲んできたようです。
そしてその現場を僕に見られた間の悪さからか、
台所の板の間に突っ伏し、
「殺してくれぇ、頼むから殺してくれ」と叫び始めました。
この時の僕のやるせない気もちについては、
うまく表現できません。
僕たち親子には、相談できる親族はいません。
僕たちの家族は、全員、死んでいます。
警察に連絡する事案でもないし、
このころはまだ地域の高齢者福祉の担当の方とはつながっていませんでした。
僕はあきれ果てながら、芝居半分のおやじの自殺ほう助依頼を聞き流すしかありませんでした。
あの時、当人が望んでおり、そしてこの手で始末をつけてしまえば、
僕も楽になると少しは考えました。
でも、当人の依頼があったとしても、殺人は殺人、
まして当人の依頼については、一度ことを起こしてしまえば、立証できません。
いろいろ考えて、結局、というか当然のことですが、手出しはしませんでした。
その日は、わめき続ける親父を無視して、
とりあえず生きていることが確認できたので、帰宅しました。
もし僕があの時、早まっていたら、
どうやら僕は自殺ほう助という犯罪に問われることになったようです。
今日の夕刻のテレビ番組で知りました。
あの時のクソおやじは、
半ば演技交じりの甘えた気もち、
そして半ば捨て鉢で、僕に「殺せ」とわめき続けていたと思います。
あの時、クソおやじのクソ芝居に乗っていたら、僕の人生は終わっていました。
やはり、越えてはいけない一線というものがあるんですね。
すみません、重苦しい話題で。
でも、僕は薬物使用障害当事者としての自覚をもちながら、
であればこその意地で、幸福をつかんでやります。