僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

息子に告げる断種宣言

飲酒歴40年、断酒歴7年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、これは一つのけじめ・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

まずは恒例の月例報告です。

本日をもちまして、断酒歴がまた一月、延びました。

7年と8カ月、断酒歴10年まであと2年と4カ月。

もちろん、今日が特別の日ではありません。

いつも述べてますように、

神様からお呼びがかかるその日まで、

一日、一日の積み重ね。

僕たち、断酒ライフ入門者の、当然にして最高の務めです。

 

ひさびさに長男が帰ってきています。

昨年、大学を半年、休学したものの、

今年は復学し、就職も決めてくれました。

卒論も順調なようで、

僕のアルコール使用障害の発作の最悪のステージに思春期を過ごしたことを考えると、

でき過ぎの息子です。

 

今日はその倅に、少しばかり重たい話をしました。

 

幸いなことに倅は、僕と異なり、酒に弱いようです。

僕はなまじっか、アルコールに対する耐性が強かったこともあり、

恐らくは20代でアルコール使用障害を発症していたか、

少なくともそのための身体的・心理的な基礎工事は終えていたものと思います。

 

僕のパートナーの実家の皆さんには、酒豪も、酒好きもいないようです。

パートナーも全く酒は受け付けません。

飲酒行動や嗜好に関して倅は、パートナーの実家の血筋を受け継いだようです。

 

これまで何度か触れてきましたが、

在日の一族である僕の親戚筋には、

アルコール使用障害発症者が、僕も含めて、掃いて捨てるほど、います。

朝鮮・韓国民族の特性かもしれません。

 

 

恨(ハン)という感情を文化の基盤の一つに置き、

そして冬場にはかなり冷え込む気象条件の中で、

僕たち、朝鮮・韓国民族は、

飲酒に対してネガティブな行動特性をもってしまったようにも思います。

 

今日、僕は倅に対して、僕の親戚筋の血は絶やされるべきであり、

飲酒特性に関しては、倅が僕の血筋の特性を受け継がなかったことをよろこんでいることを告げました。

僕の受け継いだアルコール使用障害に傾きがちな血筋は断たれるべきであることも明言しました。

ある種の断種宣言です。

 

人生の前半で、人生の負の側面について演習を経験しました。

そして後半では、その負の経験演習から学んだことを、プラスに転化させます。

僕の人生もできすぎかもしれません。