僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

もうすぐ授業再開

飲酒歴40年、断酒歴7年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、たまには仕事の話?ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

来週の木曜日から、勤め先の美大の後期の授業が始まります。

かなり具体的な準備にかからなければなりません。

 

昨晩、教務課の担当職員さんからメールがあり、

僕が担当する英語科目の一つの希望登録者が71名になったと連絡を受けました。

外国語の授業で1クラス71名は、ふつうはあり得ません。

でも僕は、あえて受講者抽選は行わず、71名全員を相手に授業を行うことにします。

 

当該の授業ははっきり申し上げて、

大学で行うべき外国語演習とは到底、認めることのできないレベルを到達目標としています。

中学1年生レベル、いや小学校高学年の ALT の先生にお願いするようなレベルを目指しています。

どのようなレベルでも構わないので、英語を使ってみようという授業です。

ですので、工夫次第で、1教師で71名の学生を捌くことも何とかなるでしょう。

 

僕はもともと、根があほにできていますので、常識はずれの挑戦には、前向きになれます。

 

少しばかり専門的な内容について話そうと思っている講義について、

今、授業運営方針を悩んでいます。

少しばかり思い切った方針ですが、

授業中の学生のパソコンの使用を禁止することを考えています。

 

思い切り正直に言わせてもらえれば、

こちらが思い切り挑戦的に語りかけている目の前で、

しらっとパソコンやスマホに没入されると、

ムッチャ、腹が立ちます。

 

 

僕の腹立ちがトゥーマッチであることは、重々承知してます。

でも、こちらは真剣勝負を挑んでいます。

俺はこう考えているけど、君はどう思う?

対話の中で、若者たちの思考力に刺激をもたらしたいのです。

 

もちろん、講義中のパソコンの使用が、例えばノート作成であったり、

授業内容についてのウェブ検索である場合もあります。

 

でも、はっきり言いましょう、ほとんどが、他の授業の準備作業だったり、

ネットサーフィンだったり、ゲーム観戦だったり、最悪の場合、

ゲーム参戦であったりします。

 

恐らく学生諸氏の明らかな反感を買うことになるでしょう。

どうしようかな。

ひさびさに迷っています。

もう少し迷ってみましょう。

 

泣いても笑っても、来週から授業という肉体労働が再開されます。

楽しみでもあり、不安でもあり。