飲酒歴40年、断酒歴7年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。
本日もリスボンの、まだまだ勉強・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
まずは仕事上のトラブルについて報告します。
明日、所属部署の機関会議が予定されています。
同じ時間帯に、土曜日と日曜日に開催される大学祭のために、
学生と準備業務をする約束をしていました。
そこで所属部署のセンター長に、助手さんを介して会議を欠席する旨の連絡をしました。
昨晩、センター長から2点のクレームを含むメールが来ました。
連絡を直接しなかったことに対するクレームと、
学生との約束を優先させることに対するクレームです。
落ち着いて考えてみれば、センター長の指摘はもっともです。
学生との約束については、時間調整をすればよかっただけのことでした。
早合点とウッカリからの判断ミスを謝罪し、明日の会議に出席させていただくメールを送信しましたが、
まだ返信をいただいていません。
どうも僕は、組織的な業務の遂行について理解が乏しいところがあります。
特に会議という業務の意義や意味については、
ええ歳こいて、あまりよくわかっていません。
僕自身の思考や感覚の欠点について悶々としながら、
読み終わった小説の返却と新たな書籍の借り出しのために、
図書館に向かいました。
新たに借り出す小説を決めた後、ふと思いついて、
教育に関する書籍を集めたコーナーをうろつきました。
そしてほとんど、偶然のように、
齋藤孝著、「なぜ日本人は学ばなくなったのか」という、新書本に出会いました。
著者の斎藤孝さんは、「声に出して読みたい日本語」シリーズで有名な、
明治大学の教育学の教授です。
今回手にした、「なぜ日本人は学ばなくなったのか」は、2008年の書であり、
やや出版から時間がたっていますが、
ここ2,3年、僕の心の中にくすぶっている疑問点をテーマとしており、
借り出すことにしていた小説とともに、借りることにしました。
そして帰宅してからほぼ、3時間ほどで、読み切ってしまいました。
新書とはいえ、1冊の書物を一気に読み切ってしまったのは、
多分、20年ぶりくらいのことです。
今回の斎藤さんの著書は、一般向けの新書ということで、
特に難解な部分はありません。
もちろん、斎藤さんの甚大な知見に支えられた論の展開は、
読みごたえがありました。
若者たちが、骨のある読書をしなくなった、
その結果、この国の根本的な国力が衰えていったとする齋藤さんの主張は、
大いに頷けます。
また、僕が学生たちに伝えてきたことがそれほど間違っていなかったことも、
後押ししてくれてます。
しかし新書とはいえ、200ページ以上の書物を一気に読み切ってしまう、
さすがに脳みそがしびれています。
新書の一気読み、かなりハードなプラクティスですが、
たまには挑戦してみてもいいかも。