僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

二日連続のイベント参加

飲酒歴40年、断酒歴7年と9カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、ピアニスト業務報告・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

昨日(10月21日)、2か所、

そして本日(10月22日)、1か所、

二日間連続のピアニスト活動について、報告いたします。

 

昨日の昼の部は、僕の地元から少しばかり離れた自治会的な組織の依頼による、

地域のお祭りイベントでの演奏でした。

このイベントを取り仕切っている人物が、元市議会議員で、

この元議員さんと同じ会派に属している県議会議員が、

かつての僕の同僚であった縁から話が来ました。

この会派とは、ずばりジミントーで、僕のジミントー嫌いからすると、

たとえかつての同僚からの依頼であったとしても、

受諾しがたいところですが、

今後の音楽活動のための人脈づくりとしての意味を重視し、

お受けいたしました。

 

会場は小学校のグランド、

PAシステム、一切なし、グランドの一角にブルーシートを敷いただけの簡易ステージ、

演奏条件としては、かなり過酷です。

PAシステムがありませんので、自分がどんな音を出しているのか、

バンドしてのサウンドカラーはどうなのかといったことを、

自分の耳で確認することが難しかったです。

 

地域のお祭りなので、お客さんはいっぱいいました。

昨日のメンバーは、セッションで知り合った人たち、

昨日、初めての顔合わせでした。

 

何よりも悩まされたのは、突然吹き荒れた、何回かの強風でした。

譜面台はおろか、ドラムスのシンバル・スタンドまでもがこけてしまう、

まるで台風接近中のテレビリポートのようでした。

 

難しい条件はいくつかありましたが、

ベースの H さん、ドラムスの M さんとの初コラボは、かなりいい感じで行けました。

熱心な方は、1時間以上にわたった僕たちの演奏をずーっと聴いてくださいました。

僕自身のプレイには、いくつかの課題が見つかりましたが、

でも全体としてみれば、75点、

優良可でいえば、十分、良を認めてもよい成績だったと思います。

 

昨日の夜の部は、

月に一度、やっている、カジュアル・レストランでのポップス・セッション・ホストでした。

演奏に参加してくれたお客さんは、4組、

3組は常連さんでしたが、

お一人は全くの新しい方、

SNS 等を通じて、このイベントの知名度は少しづつですが、あがっているようです。

 

そして昨日は、かなり昭和感の強い選曲が中心になりました。

特に新しく参加された男性の歌声が素晴らしく、

20世紀人であればだれでも知っている名曲を丁寧に歌い上げてくれました。

 

今日は、この8月から練習に参加してきた、

マチュア市民吹奏楽団の定期演奏会でのエキストラ出演でした。

かなり大きなホールでのイベント、

ステージ上で使用したピアノも、

ヤマハの CF3 という、コンサートグランドの最高級品、

ホールの音響も素晴らしく、

演奏環境としては抜群でした。

 

そして今日の本番前の最終リハーサル、

アンサンブルの参加者全員が揃いましたので、

ようやく、サウンドの全貌が明らかになりました。

これまでの練習では、多くのセクションがメンバーが揃わなく、

どんな音に仕上がるのか、不安材料の方が多かったのですが、

今日の最終リハ、その不安がすべて払拭されました。

 

練習に参加し始めた最初の頃は、

普段、クラシック音楽の方法論で練習されている皆さんとの感覚の違いに戸惑いましたが、

今日は、違いました。

本当にリハーサルの段階から、演奏していてムチャクチャ楽しかった。

 

そして本番、

団員の皆さんは楽譜通り演奏されますが、

僕は随所に勝手な解釈を施し、思い切り楽しませてもらいました。

夕刻に行われた打ち上げの席で、団員の多くの皆さんから、

練習の度に演奏が変わる僕のやり方に対して、高く評価してくださる感想をいただきました。

ジャンルは異なっていても、音楽に打ち込んでいる仲間として、

価値観を共有できていることが分かりました。

 

2日間、ドタバタと3つの本番演奏が終了しました。

月並みな感想ですが、音楽演奏に関われたことを心の底から幸運だったと思います。

音楽の力で、僕の3C (クール、クレバー、クリアー)な脳みその断酒ライフ、

断固として継続です。