僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

師走の A R E

飲酒歴40年、断酒歴7年と10カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、年末ですけど・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

おどれぇたことに、今日から師走ですね。

寒い訳ですよ、ホンマ。

 

 

2023年を振り返るのはもう少し先にしましょう。

今日は今年の関西を盛り上げた A R E について。

いうまでもなくこの言葉は、

阪神の岡田監督がリーグ優勝について、

少しぼかしながら、みんなが当然知っている暗号として用いました。

 

大阪を中心とした関西という地域は、

メッチャええ結果が出た時には、

それまでの全ての苦労も、

その結果のための重要な前振りであったことにして互いに評価し合う土壌があります。

 

一方でなかなか成果が表に出てこないときには、

表面的にはクソみそに言いながらも、決して見捨てることはしない、

ちょっと切ない身内意識も忍んでいます。

 

A R E という表現には、そんな関西人の、

あからさまに素直なくせに、どこか照れてしまってその素直さを少し隠してしまう、

カワイらしいけど、ちょっとメンドクサイ性格が現れてますよね。

 

僕はいつも書いていますように、野球にはあまり興味はないのですが、

関西の経済状況を左右する可能性のある現象としての阪神の成績には関心をもたざるを得ません。

そんな中で、岡田監督の決して華麗とは言えない口調での A R E という表現には、

ええ感じの元気がもらえたと思います。

ええ言葉やったなぁと思います。

 

ただ、この流行語大賞というやつ、

何で表彰セレモニーをするんでしょうね。

A R E のように、岡田監督が震源地であることがハッキリしている言葉は、

発信源といえる方を表彰するのは、分からなくもありませんが、

流行語って詠み人しらずというか、無名性の高い現象の場合もありますよね。

何か、毎年、違和感を感じています。

 

僕たちの A R E は、断酒ライフの最期までの継続です。

今年も来年も再来年も。