僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

やっぱヴォーカリストたる者は

飲酒歴40年、断酒歴8年、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、まだまだ修行中・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は大学の研究室明け渡し準備清掃業務は、少しだけお休みとし、

午後から大津市南部にある知的障害者のための施設での、

アート・ワークショップの指導に行ってまいりました。

おかげさまでここでの活動、

利用者もスタッフの皆さんも、僕の活動の日を楽しみにしてくださっているようで、

僕としても気合が入ります。

 

今日は苗を植えるためのポットケースとプラコップを組み合わせる、

ちょっとしたブロック積みアートに挑戦してもらいました。

結構、おもしろい成果ができました。

また別の機会にも取り組んでみようと思います。

こんな奴です。

 

午前中と、帰宅後は、例によってピアノと歌の練習に当てました。

以前にも報告しましたが、この頃、歌詞の暗記に取り組んでいます。

やっぱり歌詞は覚えなければ - 僕のワンノートサンバ (hatenablog.com)

 

今日も以前からレパートリーに取り入れようと思っている曲の暗記練習をしました。

Four という、トランペットの巨人、マイルス・デイヴィスが作ったジャズ・ナンバーで、

元々は、インスト曲ですが、ジョン・ヘンドリックス Jon Hendricks というヴォーカリストが、

非常に機知にとんだ詩をつけたヴォーカル曲としても知られています。

それほど長い詩ではないのですが、

歌詞と譜割を合わせることが少し難しい、難曲です。

 

恐らく、何とか歌詞が頭に入ったと思います。

歌詞が暗記できたことで、メロディーのとり方にも変化が現れました。

 

僕はなぜか、d4 という音程の音を出すのが少しばかり苦手です。

原因は全く分かりません。

d4 は、僕にとっては全く高くも低くもなく、歌いやすい音のはずなのですが、

何故か音程が決まらないことが多いのです。

 

Four の中でも、メロディーの大事な部分で d4 の音高が登場します。

歌詞を見ながらの練習では、いつもその部分が納得できなかったのですが、

今日、歌詞が頭に入ったことによって、大きな変化が現れました。

 

歌詞を見て確認する必要がなくなったので、

音程を正しく狙うことに集中できるようになったようで、

苦手だった d4 の音高が、ばっちり決まるようになりました。

やはり人間、二つの難しい技を同時に駆使することは困難なようです。

地道な努力?は、それにふさわしいお土産を提供してくれるようです。

 

まだまだ音楽修行が続きますので、酒なんぞで体や心を痛めつけている暇はありません。

メデタシ、めでたし。