僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

後学者を指導する醍醐味?

飲酒歴40年、断酒歴8年、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、僕の天職?ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は割と盛りだくさんの一日でした。

 

午前中はクソおやじがお世話になっている心療内科の先生のところに、

親父の現況をお伝えし、薬を処方していただきに行きました。

親父を預かってもらっている施設のスタッフのお話では、

親父の QOL は、全般的にゆっくりと低下しているとのことで、

恐らく、確実に人生の仕上げに向かっている状態でしょう。

 

昼からは、1月から僕のピアノの弟子になってくださった女性の、2回目のレッスンでした。

 

そして夕刻からは、京都のカジュアル・レストランでの恒例のポップス・セッション、

お客さんは少なかったのですが、十分に楽しんでいただけたことと思います。

 

今日の報告は、僕の今日の昼の部の、ピアノのレッスンの件です。

とあるジャズ喫茶で知り合った女性が、今日の生徒さんです。

 

この方、県庁の専門職員として働いている、化学の修士号をおもちのバリバリのリケジョです。

ポピュラー・ピアノを自由に弾いてみたいということで、

1月の1回目のレッスンも、今日のレッスンも、

コードネームのシステムの考え方について、

実際にピアノの鍵盤で確認しながら、ご指導しました。

 

 

ポピュラー音楽におけるコードネーム、つまり和音の考え方ですが、

耳で聴きながら理解する方法と、

楽譜の上で理解する方法、

そしてピアノの鍵盤の上で、音と音の距離感をはかりながら理解する方法の三つがあります。

 

どの方法も有効ですし、重要です。

僕はほぼ独学でコードネームのシステムを修得しましたが、

この3つの方法のどれも活用していた記憶があります。

 

このリケジョの生徒さん、

耳の感度はある程度のレベルに到達しています。

音符の理解も悪くはない。

でもそれ以上に、鍵盤上で音同士の距離感を数学的に理解する方法が向いているようです。

指の動きが追いつかないので、短いフレーズのコード進行を弾きこなすのも難渋されていますが、

音を数字に置き換えながら考え、実際に音を出してみて、

耳で和音の性格を確かめる、僕流の和音攻略法には、ハマってくれているようで、

今後の伸びが楽しみです。

 

今後、月に一回の個人レッスンと、同じく月に一回のセッションを通して、

彼女をご指導させていただくことになりそうです。

僕の魔の手によって?どのような才能が花開くことになるのか、

新たな楽しみ?を見つけました。

相も変わらず、不埒な断酒者です。