僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

夢のような話、でも案外・・・

飲酒歴40年、断酒歴8年と1カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、人生は出会い?ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は夕方から、僕が月に1回、

ポップス・セッションのホストを務めているカジュアル・レストランの、

オープン・マイク・飛び入りセッションにお客さんとして参加してきました。

 

オープン・マイクとは、

主に弾き語り系のミュージシャンが集まるライブハウス等で行われるイベントで、

出演客一人当たりの曲目数や持ち時間等を決めて、

皆で互いの演奏を楽しもうというものです。

 

今日のオープン・マイクは、オープン・マイクと言いながらも、マイクを使わない、

生声で互いの歌を楽しむところに特色があります。

生声セッション、いいですよ。

生声ですので、歌い手一人ひとりの長所も短所も、もろに顕わになります。

声のきれいな人、音程の安定した人の生の歌声は、ホンマに至福の贈り物ですし、

人生の深みを感じさせてくれる声の持ち主の方もいらっしゃいます。

歌い手自身にとっては、ホンマの実力が問われるチャレンジングな設定でもあります。

 

最近、僕は、男性のヴォーカリストの方と一緒に演奏することが増えていますが、

その方と知り合ったのも、このオープン・マイク・セッションを通じてのことでした。

もちろん、今日のセッションも、互いにスケジュールを確認し合って参加してます。

 

この方は、実は僕と同業者で、

この4月から、昨年、新設されたとある大学の学部の教員として赴任されるそうです。

ご専門は経営学ということなので、僕とは全くの畑違いですが、

音楽話以外にも、ビジネスの話でも盛り上がっています。

 

今日のセッション前の食事中のことですが、

その方からジャズの基本を教えてほしいという依頼がありました。

もちろん、前向きに考えることをお伝えしましたが、

どうやら僕とのやり取りを通じてこの方、

経営学の専門家としての新たなたくらみを思いついたようです。

 

そのたくらみとは、

僕からのジャズ・レッスンの成果が上がった時には、

さらに多くのレッスン生をスカウトするので、

僕が音楽講師、そして彼が営業および経営管理担当ということで、

互いにビジネス・パートナーとしてやっていくのはどうかというご提案でした。

 

組織力や経営力、そして金銭管理力が決定的に欠けている僕としては、

僕のもっている能力を活かしてビジネスにつなげようというアイデアですので、

ホンマに上手くいくのであれば、実にありがたい話です。

僕のこれからのミュージシャンとしての人生と、

僕のこれまでの教師としての人生をうまく合体させることも不可能ではありません。

 

もちろん、今日の段階では、まだまだ思い付きのアイデアの段階にすぎません。

でももしかするともしかする可能性は、決して低くはありません。

人生って、案外、こんな風に回っていくのかもしれません。

2回目の還暦を目指す人生、またおもしろくなってきたかもしれません。