僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

アンプラグド・ヴォイス

飲酒歴40年、断酒歴7年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、これも原点回帰・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

一昨日の話です。

一昨日は、盛りだくさんの日で、

すでに2日連続で、ネタをブログに投稿していますが、

これで3連チャン目、お許しください。

 

 

これが一昨日のメイン・イベントの写真です。

場所は、カジュアルな洋食屋さん、

その店は、マスターが弾き語りミュージシャンでもある関係で、

月に何回か、食事を楽しみながらの音楽イベントを開催してはります。

 

僕もそのイベントの一つで、ホストを勤めていますが、

一昨日は、僕もお客さんの一人でした。

 

どういうイベントかというと、マイクを一切用いずに、歌を楽しもうというセッションです。

基本的には、一人、3曲ずつ披露するのですが、

この写真は、最後に参加者何人かが中心になり、

誰もが知っている歌を皆で歌おうという場面でした。

 

参加者の中心は、ギターの弾き語りの方々で、

しかも僕とほぼ同世代、

60年代、70年代、そして80年代に、

ポップスやフォークにのめり込んだ、かつての若者たちでした。

 

もちろん、僕もその一人で、唯一のピアニストでした。

 

生声、味わい深いですよ。

発声のできている人の声は、やはり生で聴いた方がその魅力が増します。

それから音楽的には発展途上の人も、

生声ですと、その人のパーソナリティーがストレートに現われます。

大袈裟に言えば、その人の人生が声を通して響いてきます。

 

機械を使いこなし、美しいサウンドを仕上げることも音楽の面白さの一つですが、

やはり素材の味わいそのものを提示し、楽しむ、

全ての表現行為の原点だと思います。

ごまかしのきかない表現、

厳しくもあり、優しくもあり、でした。