僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

もめ事は回避できそう、でも・・・

飲酒歴40年、断酒歴8年と1カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、俺はやっぱデジタルがダメっす・ノープラン・ブログ、

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またもめ事の予感ー過去を否定するわけでないのですがー - 僕のワンノートサンバ (hatenablog.com)

 

3日前の投稿ですが、

また仕事先でトラブルになりそうな予感について報告しました。

今日、一応の解決に至りましたので、報告します。

 

3月27日に勤め先の大学の退任記念講演会で、ライブ演奏会を行うことにしていますが、

その際に僕の履歴と、大学在籍期間の業績一覧を刷り物にして配布したいという、

上司の意向を知らされました。

 

僕はいくつかの理由でこの方針に反対を伝えていたのですが、

今日、話し合った結果、和解できました。

どうやら互いに十分な意志の疎通を欠いていたようです。

 

僕は、所属部門長の意図を、教授会等の人事判断で配布される、

ムチャクチャ堅苦しい書類を配布したいという趣旨だと理解していましたが、

そうではなく、あくまでお越しくださった皆さんに、

僕という人物の仕事の一面について伝えたい配布物であり、

通常の業績一覧には掲載しにくいような僕の仕事についても、

積極的に取り上げてほしいとのことでした。

 

僕は、十数年間にわたって、

知的障害とともに育っているこどもたちと、

平均的な育ち方をしているこどもたちの垣根を取り払い、

みんなが一緒に楽しむことのできるアートワークショップを展開してきました。

 

例えば、部屋中にトイレットペーパーを張り巡らす、

山盛り用意した紙コップを、とにかく積み上げる、

大量の買い物用レジ袋に空気を含ませてクラゲに見立て、部屋中に吊り下げるといった感じで、

意味もなければ特別な技能も必要ない、

でも実際に始めてみると楽しくて手を止めることができないといったような、

いわば無邪気な現代美術ごっこ?を、いろいろなところで実施してきました。

 



 

このような事例は、研究業績という形式に縛られがちな報告にはなじみにくいため、

僕は、いわばやりっぱなしの形で、写真データしか残してこなかったのですが、

所属部門長はそれらのワークショップの写真に、

簡単な説明をつけて紹介してほしいと提案してきました。

 

ついでに言えば、そういった型破りな仕事こそが僕の業績であり、

ジャズ・ライブ演奏で退任記念の講演に代えるという僕のムチャぶりも、

そのことで一層、意味がハッキリするとまで言ってくれたのです。

 

これで僕の気もちもはっきりしました。

何とか部門長の依頼に応えられるように、写真データのセレクトに取り組むことにしました。

ただし、あまり時間の余裕はありません。

 

そして膨大な写真のチェックにかかりましたが、

ここでちょっとヤバ目の問題が発生しました。

 

やはり僕にとって、デジタルデータとしての写真を扱うことは、

とてつもなくストレスフルです。

見ているだけでも疲れますが、

さらにデータのフォルダ移動等の簡単な操作に対しても、

僕の拒否意識は強烈に発動されます。

 

恐らく最終的な到着地点としては、

十数枚の写真を選び出し、簡単な解説文を作成するだけのことなのですが、

今日、早速、2時間ほど取り組んでみたことろ、

発狂寸前ですわ。

 

僕に与えられた作業期間は1週間もありませんが、

何とかしたいと思います。

ホンマの最後の最後に、仕事らしい仕事をすることになりました。