僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

仕事が丁寧になったかも?

飲酒歴40年、断酒歴8年と1カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、しつこく伸びしろですねぇ・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は、大きくは二つのことに取り組みました。

っていうほどの大げさなことではないんですが、

それなりに考えたこともありますので、報告します。

 

二つのことの一つ目は、このところのメイン・ワークである、研究室の片付けです。

希望的な観測かもしれませんが、

予想される仕事量の半分は完了できたような気がします。

 

今日の主な作業ですが、何枚かあった木製オリジナルパネルの分解でした。

学内の専門工房からくぎ抜きと木製のハンマーを借りてきて、

パネルの破壊作業に取り組みました。

 

恐らく若い頃の僕であれば、すべての工程を力任せで一挙に強行し、

新たなゴミの山を築き上げていたと思います。

でも、美術関係の大学で、職を得たことにより、

作業というものは後先を考えてやるべきものであることを学びました。

 

特に今回は、くぎ抜きの作業を慎重に行いました。

最終的にばらした材料は、ゴミにするしかないのですが、

しかしゴミとして処分するものであるとしても、

危険性はできる限り除去すべきであり、

また丁寧に作業を進めた方が、結果として仕事は順調に進みます。

 

職人さんの道に入門した若者であれば、

入門したその歳に徹底的にたたき込まれるであろう作業の原則を、

僕は、40年以上のキャリアの中でようやく身につけました。

 

ドンくさいやつです。

でも何ぼ、ドンくさくても、理解し身につけることができたようです。

これも人生のちっちゃな成果ですよね、きっと。

 

二つ目の仕事は、僕の車のタイヤの履き替え作業でした。

こちらも一つひとつの作業を、できる限り丁寧に進めることに気を砕きました。

 

具体的には、作業ごとに使用する工具や素材を確認しながら、仕事のプロセスを進めたことです。

何でも一気に進めるのではなく、

必要なモノを手元にそろえ、作業が終了したものは、確実に元の場所に戻す、

恐らくこのことも、職人さんの道であれば、イロハのイに相当する事柄でしょう。

 

ADHD 気質の疑われる僕は、何でも急いでこなそうとする傾向があります。

でも、美大に努め、アーティストやデザイナーたちの仕事に間近で触れる機会に恵まれたことで、

時間はかなり費やしましたが、確実かつ丁寧な仕事の方が、

結果としてスムーズであることを学びました。

 

人生、勝ち負けで測れるものではありませんが、

少し僕の勝ちかもしれません、ン?