僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

知らんふりしてても年末はやって来る

飲酒歴40年、断酒歴5年と10か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、歳はとっても初心忘るべからず?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

世間離れした生活をしているつもりですが、

そんな僕にも年末は訪れるようです。

同じ教育機関でも、

小中高と大学は年間スケジュールの感じ方に違いがあります。

 

ほとんどの小中学校、および高校では、

12月から1月の端境期に冬休みがあり、

その後に3学期があって、学年スケジュールが終了します。

 

大学でも3月が年度の終わりであることは変わりないのですが、

授業展開のスケジュールでいうと、

1月には後期の締めくくりとしての試験期間やレポート期間が訪れますので、

12月といいますと、年間の授業展開の締めくくりの時期に当たるわけです。

 

今年も新型コロナウィルスの影響下の中、手探りで変則的な1年間でしたが、

授業の終わりが見えてきました。

 

三つ子の魂百までもといいますが、

あと2年とちょっとの僕の授業職人人生、

進歩もあったような、でもずーっと変わらなかったような、

三十数年だったような感じです。

 

この職人人生の中で、僕が多分、最後までこだわり続けると思うのは、

知識を伝えるのが大学の授業の目的ではなく、

知識を得ることのインセンティブと方法論、

そして知ることの面白さを伝えることだと思っています。

 

知識なんてのは、必要だと思えば、いろいろなソースから入手できますし、

その方法もいろいろあります。

何よりも大事なのは、

知ることの中身よりも、

知るという能動的な行動のもたらしてくれる知的な興奮だと思っています。

 

若者たちに僕の思いをどれほど伝えることができたか、

年明けにはいろいろな授業を締めくくらなければなりませんので、

僕の思いが空振りに終わっていないか、

否が応でも知らされることになります。

僕たち、知的興奮を伝える職人にとって年末とは、

自分たちの仕事の結果を突き付けられる、厳しい季節でもあります。

 

いくつになっても仕事の中に緊張感を見出すことができるのは、

贅沢かつ幸福なことなんでしょうね。

 

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皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。