僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

この人にヤバいことになっています

飲酒歴40年、断酒歴8年と4カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、ええ歳こいてます・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

また一人の女性?に恋してしまいました。

この方です。

 

 

成瀬あかりさん、滋賀県の県民的ヒロイン?です。

 

「成瀬は天下を取りに行く」、「成瀬は信じた道を行く」、

今、県内の本屋さんで、間違いなく店頭に圧倒的な平積み状態で置かれている小説の主人公です。

 

ネタバレになりますし、僕もまだ読みかけですので、

あまり詳しい紹介は避けますが、

あかりさん、

一見すると常識はずれな行動を展開する、

困ったチャン・キャラのように見えます。

 

が、

よくよく考えてみると、あかりさんの行動規範は一貫した筋の通ったものであり、

もっとも近くであかりさんを見守ることになる幼馴染の島崎みゆきさんも、

あかりさんの行動の価値観の普遍性に巻き込まれていくようになります。

 

成瀬あかりの言動の全てに、

忖度ばかりが人びとの行動を縛っている現在のこの国で横行している、

よう分からん価値観を見事に笑い飛ばしてくれるような爽快感が溢れています。

 

願わくば、あかりさんのユニークなキャラクター造形が際物的に理解されることなく、

本当の意味での普遍的な行動哲学の人格化として評価されることを希望します。

 

もっとおちゃらけてあかりさんへの恋心を語ろうと思っていたのですが、

あかりちゃん自身がいつでも本気にマジなので、

僕もマジになってしまいました。