僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ちょっとした壮大な?取り組みの一員として

飲酒歴40年、断酒歴8年と4カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、当面のビジネスプラン?ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は、どちらかといえば、のんびり過ごしました。

というよりも、

昨日の疲れを引きずったまま、あまりポジティブには動けなかったといった感じです。

 

昨晩は、最近の僕の音楽活動の盟友ともいえるヴォーカリスト

アンディの企画のライブ+オープンマイク・イベントの、ホストバンドを勤めてきました。

イベントの仕込み開始が6時、

本番が7時から9時、

そして簡単な打ち上げが10時半まで。

 

昨晩のイベントの1シーンです

打ち上げの後、アンディの荷物を彼の家の近くまで運んだこともあり、

僕が帰宅したのは、11時40分、

それから入浴とブログの更新を済ませて、就寝したのが1時半、

僕にしては、かなり不良な時間でした。

 

アンディの荷物を運ぶ道すがら、彼の音楽に対する思いを聞くことができました。

アンディは本職は、マーケッティング理論を専門とする大学教師、

ミュージシャンとしては、いわゆる J POP をメイン・レバーとリーにしている、

ポップス・シンガーです。

 

僕の音楽のバックグランドはジャズです。

ジャズとポップスは、絡み合うようで、案外、接点が少ないかな。

特に関西のアマチュア・ミュージック・シーンでは、

互いに歩み寄ることはほとんどないようです。

 

僕はアンディと知り合ったことにより、

京都のアマチュア・ポップス・シンガーたちと関わることが増えてきました。

そしてポップスのミュージシャンたちが、

ジャズミュージシャンとはまた異なる熱量をもっていることを知りました。

 

最近、アマチュア・ジャズマンたちの、思いあがった怠惰さに嫌悪感を感じ始めた僕は、

そんなポップス・ミュージシャンたちの熱量に惹かれ始めていました。

 

アンディは、多くのアマチュア・ポップス・シンガーたちに、

本格的なバンドとともに歌唱を楽しむイベントを企画し、

その定着化を狙っているようです。

 

歌うことが好きなアマチュアは、まず手っ取り早い方法としてカラオケを楽しみます。

カラオケでは満足できなくなると、

ギター等の、和音伴奏のできる楽器を演奏するミュージシャンとともに、

デュオ・ユニットを組むようになります。

 

しかしギターとヴォーカルのデュオという演奏形態は、

両者ともに高い音楽性と技術をもっていないと、どうしても行き詰まりにぶち当たります。

 

アンディは、

様ざまなレパートリーに対応できる、専門的な演奏集団を組織し、

自らの歌唱活動の限界にぶち当たった歌心のあるシンガーたちに、

本格的なバンドとともに唄ってもらうイベントの定着化を狙っているようです。

 

そんなアンディの目論見にとって、

僕のように、楽譜も読め、コードネームも理解し、

そして即興的に編曲やアドリブ演奏のできるミュージシャンは、

どうやら願ったり叶ったりの人的リソースだったようです。

 

僕もアンディの目論見には大変、興味があります。

そして昨晩もそうたったのですが、

参加した皆が笑顔を交換できるイベントのスタッフとして活動できる可能性には、

大いに惹かれます。

 

今後、しばらくは、アンディの目論見に振り回されてみようと思います。

僕は引退しましたが、彼と僕には、大学の教師という共通項もあります。

 

今のところ、僕の2回目の人生へのリエゾンは、うまくいっているようです。