僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

初出演

飲酒歴40年、断酒歴7年と11ヶ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、初体験ライブ・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日はクリスマス・イブっつうことですが、あまり関係ないっす、僕は。

いつも書いていますが、生没年すらはっきりとは分からないナザレびとイエスの誕生日が、

今日の訳はないんです、最も365分の364の確率ですけど。

ただ僕がいくら関係ないといっても、世間の多くは、浮かれてらっしゃいますよね。

 

で、そんな風に世間が浮ついている中、

久々に京都の街中に行ってきました。

行った先は、四条大宮、街中とはいっても、少し華やかさには劣るかな。

 

何をしに行ったのかと言いますと、

2カ月ほど前に知り合ったヴォーカリストの方に依頼されて、

彼のバック・ミュージシャンを勤めてきたという訳です。

 

彼のワンマンライブではなく、

ポップスやフォーク系のミュージシャンが出演することの多い、

Ks という、チェーン展開をしているライブハウスの、オープンマイクイベントでした。

 

今日は、合計、6組のミュージシャンがステージに上がりました。

僕たちの出番は、大トリ、待ち時間はたっぷりと、他のミュージシャンのステージを聴きました。

 

ジャズのライブと違い、登場するミュージシャンたちの音楽的完成度は、

ビックリするほど、バラバラでした。

あんた、ちゃんとコードも弾けて無いやんかというレベルのギタリストもいるかと思えば、

ギターは何となくカッコついているけど、歌はずっこけてますよというヴォーカリストもあり、

きっとクラシックの発声法を勉強しはったんやろうなぁという、ソプラノさんもいました。

 

 

正直、演奏の完成度がそれぞれにいまいちだったので、

ライブ中にもかかわらず、けっこう、寝てしまいました。

 

でも、皆さん、それぞれのスタンスで音楽演奏を楽しんでらっしゃるのは、間違いありません。

僕たち、ジャズミュージシャンはどうしても、音楽をテクニック偏重気味に聴いてしまいがちですが、

それはそれで、偏ってますよね。

 

演奏技術という点でいえば、今日のイベントの参加者のレベルは、全く参考にはならなかったのですが、

でも、いい大人がどんなスタンスで音楽を楽しんでいるのかということについては、

けっこう、考えさせられ、学ぶことの多い、イベントでした。

 

恐らく、今後もお声をかけてもらうことが増えると思います。

ジャズに拘らず、表現の幅を広げるためにも、ポップス業界にも、

可能な限り、参加していこうと思います。