僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

強い人

おかげさまで、再飲酒欲求は殆ど頭をもたげません。

もっとも、まだ完全な社会復帰を果たしたわけではありませんので、不安な事態も予想されます。

例えば、ひとりきりの出張。

以前であれば、調査等を終えてホテルに戻り、軽くシャワーを浴びて、街に出て、おひとり様歓迎というオーラを発揮している店を探し、ビールから焼酎へとつまみとともにいただき、夕食としていました。
また、部屋に戻って、あらかじめ購入してあった焼酎とミネラル・ウォーターで、寝酒を楽しむのを常としていました。

今後、この一連の行動は、一切、許されません。

ま、せめて、飲酒にさいていた費用で、美味しいものをいただくことにしましょう。
似合わないけど、フランス料理やイタリア料理のビストロなんてあたりが、適切かもしれません。
お刺身をはじめとする、日本の割烹料理は、どうしても日本酒がほしくなりますからね。


さて、ところで、ビストロ、といえば、この頃、あの5人組の国民的男性アイドル・グループ(といっても、彼らもホンマにいい歳になりましたけど)の、アルコール依存症が噂されている、ひとりのメンバーのことを思い起こします。

彼は、2009年に過度な飲酒をきっかけとした異常な行動を起こしたことで、警察のお世話になり、世間を驚かせました。

反省した彼は、その後、断酒を敢行していたのですが、自分たちの冠番組のとあるコーナーで、人格者としても知られる大物タレントの勧めもあって、ビールを口にしてしまいます。
そして彼の飲酒行動は、復活したようです。

その後、表立った問題行動は報道されていませんが、彼がアルコール依存症であったとすれば、遅かれ早かれ、タレント生命を自ら断たざるを得ない事態を迎える可能性は、大でしょう。

ネットの情報によれば、彼は、飲酒の最盛期、仕事が休みの日は、1日で(1日でですよ!)、ワイン3本、日本酒1升ビン1本、そしてウォッカをさらに1ビン、あけていたそうです。

アルコール依存症、ならびに肝硬変の診断を受ける寸前の僕も、世間一般からすれば、相当なザルであったと思います。
以前にも書きましたように、1.8リットルの25度の焼酎のパックを、3日かけずに空にしていました。

しかし、上には上がいるものです。

さらに、ブログ先輩の中には、僕が2日とチョイで空にしていた焼酎を、1日で飲んでしまうことが常であるような方も、いらっしゃいました。

前に書いたブログとは異なる意味で、井の中の蛙を再認識しました。