僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

空気が柔らかいのに

今朝は、必要もないのにムッチャ、早うに目が覚めました。

断酒生活に入ってから基本的に朝の目覚めは早くなってます。
例外は、退院した後の1週間くらい。
その1週間は、入院疲れ(ってあるんやろか)で、朝、8時近くまで寝ていましたが、
3月になると、だいたい、7時前後、
4月に入ると、ほぼ毎日、5時台から6時台、下手すると今日のように、4時台に、すっきりと目が覚めます。

早起きは三文の得なんかな。なんやろうな。
やっぱり、朝日を目にすること、そして朝の日の光を浴びることは、すぐに効果が現れなくても、大事なことなんでしょうね。

今朝は、本当はチャリで駅まで行くはずの倅を、少し足が痛むという事で、クルマで送ってきました。

早朝の琵琶湖の景色、いいですよ。
何がいいって、いろいろいいんでしょうが、今朝、感じたのは、
空気が柔らかい、つまり、風景の中のそれぞれの色彩があまり強く主張しあわないにもかかわらず、
遠くまでよく見通せる、不思議な柔らかい透明感が感じられたことです。

ふと、ポルトガルやスペインの夏の景色を思い出しました。
イベリア半島では、基本的に日本よりも湿気が少ないので、
空気中に光の進行を和らげる要素が少ないため、風景内の色彩が強烈です。
特に、空の青さ。目に痛いほどです。

イメージ 1

ポルトガル、アヴェイロ大学構内)

イメージ 2

(僕の勤務先の大学構内)

同じ空を見ていても、色の感じさせ方が違う。
僕たちは、おもしろい星に住んでいますよね。

視点を無理やり宇宙空間に飛ばせてみます。
殆どの星がほぼ真空の空間の野ざらしになっているのに
ぽつんと一つ、柔らかい空気の衣をまとった星が太陽という強烈なエネルギーの源の周りを、寄らず離れず、適度な距離を保ちながら、ぷかぷかとまわっています。

僕たちはそんな奇跡の星に住んでいます。
この奇跡に感謝。