僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

清原 そして

覚醒剤所持、譲り受け、使用等で起訴されていた元野球選手、清原和弘被告に、
懲役2年6か月が求刑されました。

以前このブログでも書きましたが、(4月1日金曜日付)、清原が逮捕されたのが、僕の入院中でもあり、
ほぼ同じ時期に、依存症と立ち向かわなければならない立場に立たされたという身で、
僕は彼を勝手に同志に見立てています。

1大学の研究者と元スーパースター
アルコールと覚醒剤
犯罪性の有無

もちろん、僕と清原が置かれたポジションには、様ざまな違いがあります。
何といっても、向こうは社会的影響力や注目度が圧倒的に高いし、
覚醒剤という、依存性が異常に強く、また人間破壊性もとんでもなく強い薬物を断ち切ることに向き合わなければならない、
アル症は、日本中に、そして多分に近所にも多くの同志がいる、比較的、普通の疾病に過ぎない(と言い切ってしまおう)。

まだ清原の法廷内での言動や、情状証人を引き受けた佐々木氏の発言が充分に報道されていませんので何とも言えませんが、
清原が、がたいがデカくて力が強く、血気盛んで、でも情に脆いのでまわりから突き放されるとムチャムチャ脆い、弱い奴やったんや、というのが、よく分かったような気がします。
きっとあいつは、ええ奴なんです、でもええ奴なんやけど、内面に脆さを抱えていたんやな~。

向き合わなければならないモノがモノだけに、安易に、頑張れというだけでは、ことは収まらないでしょう。
アル症の先輩や同志ですら(もちろん僕も)、スリップの危険性と常に背中合わせなんだしね。

でも、清原、君と僕には何の縁もないけど、そして簡単に言ってはアカンこともわかっているけれど、がんばれ。
日本中で君を見ている人たちがいっぱいいるんやで。

ンで、升添さんですがな。

人の金(税金等の公金)で家族との消費行動やどう考えても不要な贅沢を、公務であると強弁し賄おうとするその根性。
ある意味、見上げたものです。

前任者にしても升添さんにしても、それまでの都政を変えてくれるに違いないという都民の期待に応えて就任したはずだよね。
(さらなる前任者は、無視します。あのおっさんは、安倍さん以上に軍人みたいなので)
でも、何故二人とも、それなりの知識人であったのに醜態をさらすことになってしまうんでしょうね。

あの猪瀬さんの大汗をかきながらのボストンバッグと札束との格闘。ホンマ、ネタか。
そして今回、さらに精査するそうですが、つまり、さらに公私混同した公金の使用をあたかも公的に適正に処理してますよ、という、新たな言葉のマジックをご披露しますという、あほな宣言。

あのムッチャデカい建物の7階(知事執務室があるそうです)には、魔物がすんでいるんでしょうか。
もしかして僕も、(あり得ヘンけど)都知事になったら、人のお金をいかにかすめるかという事にしか意識が向かなくなるのかも。
そういう意味では都知事になるのも悪くないかな(笑)。

東京、魔の都、なんやろね。