僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

森ビル 六本木クロッシング

飲まないことが積極的に生きること、気負わず、でも油断せず。
アル症と肝硬変、ダブルパンチと仲良く生きています、リスボン、57歳です。

東京出張、3日目、酒を飲まない外泊の夜、2日間を無事、過ごしました。
今朝は久しぶりに、たっぷり4時間、連続で眠りました。気持ちよかったなぁ。
相当、昨日は疲れたんでしょうね。

でも昨日の調査は2箇所しか回っていないんですよ。
にもかかわらず、むちゃむちゃ疲れました。

なぜ、こんなに疲れたかというと、
一つは、やっぱり、肝臓を患ったからでしょうね。
加齢と肝硬変で、1日に可能な運動量は減りました。
今後はそれなりの活動や仕事の方法を考える必要がありますね。

そして、もう一つは、六本木クロッシングです。
六本木クロッシングは、森美術館の主催による日本の現代美術家を中心とした企画展で、毎回、テーマを定め、意欲的な展示が行われます。
今回の東京出張のメインの目的の一つは、今年の六本木クロッシングを見ることでした。

「私の身体、あなたの声」というテーマによる今年の六本木クロッシング、現代人にとってのアイデンティティーの問題に正面から取り組んだ素晴らしい展覧会でした。

見応えのある展示で、全部見終わるのに4時間、つまり、4時間立ちっぱなしで目と頭を集中させ続けたことになります。

展覧会の観照、結構、疲れますよ。

ということで、昨日は、森美術館と、もう一つ、規模は小さいのですが、クオリティーの高いコレクションで知られている原美術館の2箇所を回ったところで、5時を過ぎてしまったというわけです。


さて、森美術館といえば、森ビル、当たり前ですが。
森ビルといえば、かつてのバブル経済の象徴ともいうべき高層建築。
そして森ビルの最上階にある展望室は、庶民でもそのバブルの感覚の一部を一瞬でも味わうことができる、お上りさんにとっては絶対に外すことのできない、必須の観光地だったのです。

ところが昨日行ってみると・・・、
森美術館と展望室の入場券は、セットになってます、こっちの希望は全く考慮されません)

かつてはカフェがあったりグッズショップがあった場所に何もないのです。
ただ、窓に向かってシンプルなソファが並べてあるだけ。
ホンマに、何もありませんでした。
まるで、一応手入れがなされている不思議な廃墟に迷い込んだような感覚。
そのうち、森ビルの管理者にとって清掃代にも事欠くようになり、立ち入りできなくなるかもしれません。

すごいね、アベノミクス
僕たち、中低所得者を苦しめるだけではなく、かつての経済の寵児にも容赦のない打撃を与える素晴らしい政策。

もしかするとシンゾー・アベ、旧約聖書預言者のごとく奢れるユダヤの民に警告をもたらした、平成日本の預言者なのかも。

そんな経済の苦境にもめげず、皆さんも僕も、今日もご機嫌さんで LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフの継続を。