僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

車検

加齢によるガタは普通に来ています、ついでにアル症と肝硬変で必要以上に体を苛めてしまいました、
俺自身にごめんなさい、ダブルパンチ・リスボン、57歳です。
相も変らぬとりとめのない独り言ブログ、ご訪問、ありがとうございます。

さて、一昨日(土曜日)、愛車、カローラワゴン95年式、車検に出しました。
いつもであれば、1日で車検終了、朝に出して夕方には納車、という運びになるのですが、

土曜日、出先にディーラーから電話連絡。

「スンマセン、マフラーのステイが寂びて落ちてまして、取り寄せに1日かかります。
それから、バッテリーもだいぶへたってますので、交換された方が…。」

ということで、納車が1日延びましたし、いつもよりも少しばかり、余分に費用が掛かってしまいました。

しかし考えてみれば、クルマの部品の大部分は、金属製です。
それから、クルマは作動中は自らが振動を続けています。
そして多くの可動部分は、排気ガスをはじめとする、様ざまな化学物質に常にさらされています。

そりゃぁ、加齢によるガタ、そしてそれに伴う部品交換は、必然のメンテナンスですよね。

走行距離29万キロ、購入21年目の車が、二年ごとの車検を通すのに、10万円と少しでOKというのは、逆に出来過ぎでしょう。

愛車に感謝です。

で、僕たちかつての飲酒者の場合に置き換えてみましょう。

僕たちは、目先の苦痛を避けるためや、根拠の乏しい射幸心の達成のために、
法律では禁止されていませんが、多くの人びとが社会的にも直観的にも大量の消費を控えるであろう薬物を、
摂取し続けてきました。
ホンマは性能の向上に役立っていないにもかかわらず、なんとなくコーナーリングが鋭くなったかのように誤解させるオイルを注入し続けたわけです。
しかしそのオイル(酒)は、エンジンの最も基本的な制御機能(多分、ガソリンエンジンであればキャブレター)に対して、じわじわと変調を及ぼしていきます。
キャブレターは、自己調整可動域の幅の広い部品であり、ユーザーである脳みそ君は、その変調になかなか気がつきません。
或いは、気がついているのですが、意識的に意識の外側に置き続けます。

そして、ある日、キャブレターが修復不可能な変調をきたします(肝臓障害)。
脳みそ君も、ある条件下では、判断ができなくなってしまう機能低下を起こしてしまいます(アル症)。

そんな僕たちは、車検は通るはずがないのです。

ところが、そんな僕たちもその危険なオイルの摂取さえ控えれば、車検を通ることができます。

僕は僕を僕の愛車以上に壊してしまってました。
パッと見には、取り返しのつかない、致命的な使用ミスを犯してしまいました。
でも、クルマにとっては走り、そして僕たちにとっては普通に生活を送るという、基本的な性能は、
簡単な決意の継続で、維持できるのです、ありがたいことに。

21年目のカローラと、おそらくは潜在的にアル症20年近くの僕、どちらも長持ちさせますよ、こうなったら。

そのための方法は、シンプルです。

LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフの継続です。

皆さん、僕たちがするべきことは、シンプルです。
(シンプルだからこそ、逆に簡単ではないのも事実ですが、シンプルです。)

今日も、皆さん、そして僕も、ご機嫌さんで、LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフを続けましょう。