僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

暑い夜

あと2週間強で、断酒ライフ、半年、アル症と肝硬変、ダブルパンチと仲良く格闘中、リスボン、57歳です。
リスボンの独り言ブログ、いつもご訪問、ありがとうございます。
断酒ライフ報告、生活雑記、僕の研究の専門に関することなど、毎日ノープランで書き綴っています。


当然ですが、夏になってきましたね。
もうすぐ30万キロ、愛車のカローラは、一応エアコンは装備していますが、殆ど稼働させていません。
手入れすればエアコンぐらい動くんでしょうが、エアコンの稼働のために行うメインテナンスによって、走行性能の劣化が案じられますので、あち~、と自分でも文句言いながら、クルマを動かしています。

さすがに、こちら、湖西の山麓でも、夜もジワーッと暑さが残ります。

昨晩ですが、夜中恒例の一時的目覚めと同時に、汗をかいていたことに気がつきました。

飲酒ライフを継続していた時は、それこそ、泥酔の後の気絶型入眠、爆睡が標準でしたので、
大概の暑さは、酒の力で無視していたように思います。

そういう意味では、夏の蒸し暑い夜の苦しささえも麻痺させる、お酒という薬物の効果、すごいっすよね。
そして僕たちアル症者たちは、その凄さの恩恵を受けていた訳です。
もちろん、その裏返しでアル症になってしまうわけですが。


断酒ライフを送るようになってから、様ざまな感覚が鋭くなっている感じがしますが、
夜の暑さや湿気に対する感覚も、そのような効果の一つのような気がしています。

蒸し暑さを無視して爆睡できる、これもすごいことかもしれませんが、
逆に言うと、その蒸し暑さがもたらすかもしれない危険に気がつくことができない、という怖さとも隣り合わせなのかもしれません。
睡眠中に熱中症なんて聞いたことありませんが、もしかすると僕たちはそうなっていたのかもしれませんし、それに気がつかずに、体に無用の負担をかけていたかもしれません。

ということは、
暑いときは、暑さをしっかり感知・認識し、
場合によっては適切な対応を取る、
これがまともなあり方でしょう。

やはり僕たちアル症者は、やばい生き方をしてきたんですね。

57歳にして、気がつくことができました。
もっとも、そのために払った周囲への迷惑は、無視できるものではありません。

でも、2回目の人生をおくれていることに、改めて感謝しようと思います。

皆さん、そして僕も、泡の立つ魔の薬に気をつけて、今日も、ご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol
断酒ライフ、継続させましょう。