僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

クリスマス・コンサート

アル症と肝硬変、病人ですが静かに元気です、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、勝手気まま・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

昨日と本日、2日連続で、クリスマス・コンサートと銘打って、ソロ・ライブ演奏、行ってきました。

場所はいつも研究取材でお世話になっている、重度心身障害者のための施設、2か所です。

僕は基本的には、バンド・ピアニストですので、本当は誰か仲間と一緒にやりたかったのですが、
何しろ、平日の午前中(今日は祝日ですが、でも午前中)時間が取れるアマチュアのバンドマンというのは、
そうはいません。
ですので、今回も一人には声をかけてみたのですが、やはりスケジュール調整が難しく、一人で演奏することになりました。

ま、一人のほうが、何でも現場で即興的に決められますので、気は楽ですが。

どちらも1時間弱、ほぼ定番のクリスマス・ソングを弾き、曲によっては、みんなに歌ってもらいました。

やはり、一人で弾いている時よりも、みんなが声を合わせてくれている時のほうが、音楽としても楽しいですね。

ピアノのような楽器の単音でのメロディーを美しく響かせるための設備は、
楽器も空間も含めてとんでもない投資を必要とします、

クラシックのコンサートの入場料がどうしても高くなるのは、
誰かが不当に利益を得ているからではなく、
音一つ一つのクオリティーを高め、担保しなければならないからであり、
そのためには投資が必要なんですね。

でも、みんなで音楽を楽しむ、それも共犯関係の中で楽しむためには、
音のクオリティーを高めることよりも
気楽に場に入っていくことができる雰囲気づくりのほうが重要です。

その感覚からは、
若いころ、酒場のピアニストとして酔っ払いを相手にピアノを弾いて生活を営んでいた経験が生きています。
僕は、ホンマにプロのピアニストだったんです、京都と大阪で。

人間、どんな経験が後で生きてくるかわかりませんね。

もしかすると、現在進行形の断酒ライフ、
とんでもない財産の元資本かもしれません。

皆さん、断酒で儲けましょ。(冗談)

儲けることはわきに置いておいて、今日も明日も、皆さんも僕も、厚かましくかつ謙虚に、そしてご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。