僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

スロベニア料理

アル症と肝硬変、お二方のアルコール由来の二大疾病様と3人4脚、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、無国籍・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

5泊6日の上海への研究出張、さぞかし美味いものを食べてきたであろうという大方の予想を裏切り、
それはそれは清貧な食事を楽しんでまいりました。

ホテルの朝食は、洋式のビュッフェですので、パンと野菜、ハム等をたっぷりいただきましたが、
昼食と夕食は、店頭で値段の確認できるメニューの掲げてある店限定で、
しかも、勝手に50人民元(約800円)という上限を設けましたので、
基本、地元の若者が食べるような質素な食事でした。

でも、安い地元の麺料理、20人民元くらいで、美味しかったっすよ。

というわけで、上海ガニ、いただいてません。

だから、というわけではありませんが、帰国したその翌日、スロベニア料理をいただきました。

勤務先の部署の送歓迎会だったんですが、
実は一人の在学生のご両親が京都で唯一のスロベニア料理店を営んでらっしゃいまして、
幹事の先生が是非ともそこでとご提案されて、いただくことになった次第です。

実は、断酒ライフ入門後、初めての小規模の宴席です。
メンバーは、勤務先の中でも最も気心の知れた仲間です。
また、何人かには僕がアル症であることも告知しています。
当然ながら皆さん、僕が酒をやめたことはご存知です。

供されたお酒は飲み放題プランの白ワインと赤ワイン、
僕はまずはお決まりのウーロン茶で始めました。

スロベニア料理、おそらく、ヨーロッパ料理の良心ともいうべき滋味にあふれていました。
素材の味を決して殺すことはなく、また過度なオイルやバターの使用もなく、
日本人にはなじみやすい味です。

そして、過度な刺激をもたない料理は、飲み物に対しても強烈さを要求することはありません。
口中に静かな、でも豊かなアンサンブルが広がっていきました。

ウーロン茶の次に、多くの断酒ライフの先輩が楽しんでらっしゃる炭酸水に挑戦してみました。

おもしろいですね、炭酸水の後味。
決してがばがばと飲めるものではありませんが、
直前の料理の残響を生かしつつ次の料理への準備を助けてくれる、
うん、これは大人の断酒者の飲み物ですね。

日常生活の中でいただこうとは思いませんが、料理メインの宴席の際には、かなり優れもののアイテムですね。

酔いに任せて普段よりも饒舌に語る同僚たちの会話を十分に楽しむことができました。

ノン・アルコール宴席、小規模の部、デビュー、果たすことができました。

というわけで、皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。