僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

同い年

アル症、肝硬変と、仲良く暮らしています、リスボン、58歳。

本日もリスボンの、昭和だねぇ・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


毎度イントロで告ってますように、僕はもう直ぐ誕生日がやってくる58歳、
昭和33年、1958年生まれです。

20世紀もほぼまん真ん中で生まれたわけですから、そりゃオジンですわ。

再来年には21世紀生まれの学生たちを指導することになりますが、
ほんま、前世紀の遺物(汚物?)ですね。

しかしこの遺物、しぶといよ~。
まだまだ若者と四つで向き合う気、満々ですからね。
(結構、はた迷惑だったりして。)

ところで昭和33年生まれのものって、結構あるんです。

スカイツリーや、周囲の高層ビルのせいで存在感がだいぶ薄くなったけど、
東京タワーも昭和33年の竣工です。

それから僕が研究者としてデビューし、また研究者として育ててもらった学会も、
昭和33年、発足でした。

そんな昭和33年生まれの同期生の中でも最高の優等生はなんといっても、
ホンダのスーパーカブでしょう。
なんと、生産台数、1億台を達成したそうです。

僕も若い頃にはお世話になりました。

僕は20台の後半から30台の前半にかけてオートバイに凝っていたことがありました。

トライアルという競技にハマり、また、林道ツーリングも大好きでした。
1時は、バイクを5台所有していたこともありますが、
その中にスーパーカブも1台ありました。

僕がスーパーカブを手に入れたのは、たまたまだったと思います。
馴染みのバイク屋さんに、普段の街乗りの足のことを相談した時に、
ちょうどいい出物のスーパーカブがあり、店の親父さんの勧めに従い、購入しました。

オーナーであった経験から言いますと、
ほんまに名車です、こいつは。

まず、その耐久性の高さ。
だいたい原チャリというのは、壊れながら直しもって乗り続けるものですが、
スーパーカブはちょっとやそっとでは壊れなかったなぁ。

パンク以外の修理の記憶がありません。

それから驚くべきはその脅威の燃費の良さです。
リッター50キロは堅かったですね。

一度京都から、伊豆半島の先っちょまでカブで帰ったことがあります。

朝4時に京都の下宿を出発しました。

1号線をひた走り、鈴鹿峠のあたりでケツの痛さがピークを迎えましたが、
その後は痛みは麻痺しました。

そして京都から下田までの450キロ、なんとたったの2回の給油で帰り切ったのです。

到着は午後5時、つまり13時間ツーリングでした。
最高速度の計算が合いませんが、ま、そこはそれ、もう時効ということで。33年前のことですから。

昭和の日本のプロダクトの優等生中の優等生でしょうね、スーパーカブは。

僕たちももっと昭和を自慢して良さそうですね。

そんな昭和の良さを伝える昭和の伝道師であり続けるためにも

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。