僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

三方よしを覚えなはれ

アル症・肝硬変、おっさん病満載の58歳、リスボン、元気です。

本日もリスボンの、大きなお世話かも?ノープラン・ブログ、来てくれはっておおきに。


アメリカの変な髪型のおじさんがドタバタとやってきて、
ドタバタと韓国に行きました。

その前に変な髪型のおじさんの背高おぜうさんもおいでになりはりましたが、アッちゅうまにどこぞに行かはりました。

変な髪型のおじさんとポチの行動についてはいろいろ言いたいことがありますが、
これだけは言っておこうということに絞ります。

一つ目。

日米の緊密な関係がさらに深まった

と変な髪型のおじさんもポチも自慢たらたらに言ってましたが、

ポチの態度は歴史的な見地から見ると国辱ものですよ。


変な髪型のおじさんは、アメリカの歴代大統領の中でも指折りの非知性派、
アメリカという国が世界に及ぼす影響についてはあまり考えずに、
自分の知っている範囲の人たちのことしか見えない、
思い切り視野の狭い人です。

大好きなゴルフも相当わがままなプレイを押し付けるそうですよ。

で、ポチですが、
その、視野が狭いうえに、あまり頭を使おうとしない大統領閣下のいいなりです。
仲良しらしいですが。

つまり、2017年の日本は、
世界の調和的な発展に思いをはせるよりも、
近くの番長国家のわがまま政策を無批判に受け入れるだけという、
近代国家としては思い切り恥さらしの無能ぶりを発揮する国に成り下がってしまったのです、
ポチのせいで。

後世の歴史学者の説を読んでみたいものです。


二つ目。

変な髪型のおじさんは、判断の根拠が思い切り狭いのですが、しかしわかりやすいといえばわかりやすい。
例えば、今回の首脳会談の後の記者会見で、見事なおじさん節が発揮されました。

日本はアメリカ製の武器を買うことで、北朝鮮の脅威に対抗できまっせ、

ということです。

変な髪型のおじさんは、日本の安全を心配しているふりをして、
アメリカの、教養にあまり関心のない白人労働者の収入を上げることだけを考えていたわけですね。
実に分かりやすい。

America, first.

と繰り返し唱えてはりますが、より正確には、

White Americans first.

何でしょうね、本音は。

ビジネスマンなんですね、根っからの。

ただしこのビジネスマン、商売がうまいとはいえませんね。

近江商人の心得の一つに、
三方よし
がありますが、

商売というもの、自分だけの利益を考えては長続きしませんよ、という教えなんでしょう。

変な髪型のおじさんが、この言葉を覚えて帰ってくれたらいいんですけどね。

さて、変な髪型のおじさんは、いい悪いは別にして、その価値判断根拠はわかりやすいのですが、

ポチはようわからん。

ポチは何を目指しているんでしょう。

改憲ということにこだわっているようですが、
憲法をどうしたいということについては、どうにもよう、わからん。

軍をもちたいってことぐらいかな、今の時点でわかっているのは。

ポチの言う美しい国、日本って、何だろう。

一応芸術学の専門家として僕は、ポチに美しいという言葉を軽々しく使ってほしくはないんですよ。


いずれにしても、世界史にきっと名を残すであろう、二人の犯罪的な指導者の密談、
僕たちの地球はさらに悲劇的なステージに向かうかもしれません。


どこかで修正する歴史的なうねりが現れることを望みつつ

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。