僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

Life without alcohol アルコールのない生活

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寒さに負けず、断酒の毎日、ワンノートサンバ・リスボン、59歳。

本日もリスボンの、徒然なるノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


昨日59回目の誕生日を迎えましたが、
朝の段階では、家族のだれからも祝福されませんでした。

夜、仕事から戻るとパートナーがボソッと「おめでとう」といってくれました。

我が家の水曜日の夕食はカレーと決まっているのですが、誕生日スペシャルということで、握りずしもついていました。

握りずしとカレーライス。

カレー寿司。かれーずし。

・・・ン?  加齢寿司?

たまたまでしょう、考えすぎですね。


フェイスブック上でも何人かの知り合いからバースデー・メッセージをいただきました。

その中の一人に、ロンドンで活躍しているアーティストがいます。

写真は彼が13年前に来日した時に日本で制作した作品です。

抽象絵画ですが、絵具?は何を使っていると思います?

何と、チューイング・ガムなんです。

彼はさまざまな色のチューイング・ガムを噛み、
適度な柔らかさになったガムをキャンバスに伸ばして張り付けるというとんでもない技法で、このシリーズを制作しました。

考えてみれば今日もっとも一般的な絵具であるアクリル絵の具と、さまざまな色彩をもっているチューイング・ガムは、
発色する素材としてみれば、よく似ているんですね、物質の組成という点では。


彼とは、彼が日本に来た時に僕の勤務する大学にレクチャーに来てもらい、僕が通訳をした縁から、現在も交流が続いています。

11年前にパートナーと一緒にロンドンを訪れた際には、
夫婦ともども、僕たち夫婦を歓待してくれ、
通常の旅行ではまず訪問することのないロンドンのイーストエンドを案内してくれました。

彼とは日本でもロンドンでも、よく一緒に飲みました。

もちろん、僕がアル症になったこと、そして今では断酒ライフを送っていることは伝えてあります。

そこで彼からの誕生日メッセージに対する返答として、

アルコールなしの生活は、快適な発見がいっぱいだぜ、君も試してみるかい?

と送ってみました。

彼からは、Wise words. 賢明な言葉だな、という返事をもらいました。

彼は相変わらず、定期的に飲み散らかしていると思います。

次に会うときは、僕はもちろん飲まずに、でも彼の深酒に付き合ってみたいものです。

そのためにもまだまだ長生きしなければ。


皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。