僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

アシスタント

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今晩から思いっきり寒くなるそうです(12月4日)。
明日の朝は雪景色の可能性も・・・。

でも元気です、アル症・肝硬変、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。



昨日も報告しましたが、こどもや知的障害者を対象としたアートワークショップが、僕の研究の重要な一部を構成しています。

僕自身は、作り手としての訓練は学生時代、受けていますが、結果として僕はデザイナーやアーティストにはなりませんでした。
っていうか、最初からそんな大それた望みは持っていませんでした。

ミュージシャンとしての活動以外は、どちらかといえば、
アーティストであるよりも、批評家や研究者としての立場をとってきました。

しかしひょんなきっかけからこどもを対象としたアートワークショップを実践するようになり、
20年ほど前からアート・ファシリテーターともいうべき活動を始めるようになりました。

そしてアート・ファシリテーションと理論研究を結びつけることがどうやら僕の仕事の中心を形成することになったようです。

僕のアートワークショップの特徴としては、

特別な技術を必要としない
できる限り安価な、ただし普通はアート素材とは考えられることのない材料を用いる

といったあたりが挙げられます。

で写真ですが、
材料は
表面に湿気対策のコーティングを施してある紙製の米袋です。

ホームセンター等で一袋、30円程度で購入できます。

この米袋、表裏をひっくり返しますと、いろいろな意味でちょうどいい立体造形の素材になります。

大津市内で開催されたとある福祉法人の大きなお祭りでも、依頼を受けましてこの米袋によるワークショップを行いました。

ご覧のように、ちょっとした仮面を作ることができます。

で、この写真の中身ですが、何とかわいらしいギャル大学生が入っています。

彼女たちはこのお祭りでのワークショップを手伝ってくれたメンバーなのですが、
僕が特に指示したわけではないのに、
こどもたちの制作の見本用に作ったお面をかぶって、客引きのために会場内を歩き回って営業してくれました。

二人とも特に福祉に深い関心があるわけではないのですが、
イベントを盛り上げよう、そして自分たちもイベントを楽しもうというノリの精神にはあふれています。

この辺りのノリは、ADHD気質の僕の波長ともとてもよく響きあうもので、助かっています。

僕の研究活動の一つの基本方針として、福祉で遊ぼうという、不遜極まりないキャッチがありますが、
誰に何と言われようとこの精神は曲げないで貫こうと思っています。

この精神は時には誤解されやすいですけどね。

今後もこの精神を実行するために

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。