僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

新たな研究課題?

飲酒歴40年、断酒歴800日と少し、福祉業界歴20年くらい? 不良初期高齢者、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、チャレンジング?・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


僕の勤める大学の新学期の授業が昨日から始まりましたが、
今日の僕は、担当の授業はありません。

僕にとって今年の毎週水曜日は、研究日ということで、
授業ならびに大学の諸業務は免除され、研究に専念することになっています。

恐らく、世間の皆さんからするとこの研究日というやつ、
怪しいこと、この上ないでしょうね。

正直言いましょう。

僕の場合、研究に専念する研究日もありますが、
休息に充てる日もあります。

それから展覧会の観照・調査活動は、一般の人から見れば、
趣味の時間に見えるでしょうね。


同僚も含めた同業者には、
研究日を設定してもらいながら研究に従事していない不埒な教員もいます。



今日の僕は、
午前10時までは、自宅でのんびりと家事をこなしました。

その後大学に出かけ、
午前中は研究書を精読し、
昼から少しピアノを練習して、

午後は、学生と一緒に、
精神障害者のための就労支援施設の見学に行って来ました。


今日、訪れた施設では、時間の関係で作業の見学はできませんでしたが、
昨年から僕がかかわっている展覧会にも出品してくれた利用者さんとゆっくり話をすることができました。

また、施設長とは、今後のお付き合いの仕方等についても、
お話しすることができました。

その中で、
統合失調症とともに暮らしながら、不思議な小説を書いている利用者さんの話題になり、
彼の作品ともいうべき、彼が書いている原稿のノートを見せていただきました。

テキストとしてじっくり読み込む余裕はありませんでしたが、
少なくともその原稿としてのノートは、
それ自体が不思議な作品として成立しそうです。

ただし、ノートですので、どのような展示が可能なのか、
あるいはアートとしての展示は不可能なのか、
いろいろ考えてしまいました。

施設長としては、何とかこのユニークな作品?を世に問いたいということのようで、
僕もその施設長の想いには共感できます。

さてさて、新しい研究課題を突き付けられてしまいました。

相当、チャレンジングな課題になりそうです。


しかしせっかく、
障害者の世界に触れる機会に恵まれ、
また障害学という刺激的な学問の門をくぐる幸運にも恵まれ、
そして滋賀県という、障害者福祉の先進県で仕事をする幸運にも恵まれました。

さらにはアル症や肝硬変を経験することで、
生と死や、精神疾病の問題にも触れました。

これらの幸運を活かすためにも元気に生きなければなりません。

いつものセリフで締めます。

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。