僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ほどほどの楽しさ

イメージ 1

アル症・肝硬変、ガンはいつ再発するかわかりませんが、元気です、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、のほほん・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。



韓国の何たらという男性アイドルが自殺したそうです。

ウェブからの情報の読みかじりでしかありませんが、
韓国の現在の芸能界の事情、すさまじいようですね。

今の時代、アイドルたるもの、歌って踊れて、しかも演技もできて、
ホンで、全身全てのルックスがOKでないとアカンようですけど、

あ、それと、お笑いのセンスも必要か、

日本だと、ま、一つくらい、或いは二つくらい足りなくても、それはそれで商品価値が認められそうですが、

あの国では、そうはいかないようですね。

韓国の芸能界でデビューしようと思ったら、

最低、3年間は、地獄のような寮生活の中で歌や踊りのレッスンを積み、

そしてさらに生き残った者だけがデビューすることができ、

そしてさらにサヴァイヴァルを生き残らなければならないようです。

もう一つ、日本のアイドルとたぶん違う要素としては、
英語や日本語、時には中国語といった外国語もできることが要求されるようですね。


デビューするまでも大変だけど、
そのあとも息が詰まりますよね。

で、あの国、何から何まで、変に完璧を要求するような節があります。
えぇ加減なところは思いっきりえぇ加減なんですけどね。

恐らく、そんなご時世もあり、また過剰なまでの家父長重視の伝統もあり、
人びとにのしかかるプレッシャーは相当、重たいでしょうね。

多分、そんなプレッシャーに負けてしまったアル症者、あるいは負けそうになっている予備軍は日本よりも多いと思いますよ。

以前にも書きましたように、僕の親族にも、アルコールで命を落とした男は少なくありません。
(僕は日本に帰化していますが、在日の三世です。)


そうならないためには、無責任ぎりぎりの気楽さを大事にすべきでしょうね。

常識的な道徳観では、

適当、えぇ加減、頑張らない、というのは、あまり褒められない生活態度ですが、

僕たち、儒教的な感覚で縛られている民族(日本人もふくまれますよ)にとっては、

努力しない、というよりも、

ホンマに努力したいこと以外は努力しないという、
積極的な消極性が大事なようにも思います。

努力しなくても空がきれいな時はきれいなんです。

楽しくない努力はできる限りやめましょう、生き残るために。

生き残りましょう、そのためにも

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。