僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

みんなが鼻が麻痺していたころ

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飲酒歴40年、断酒歴2年と少し、タバコを止めてほぼ20年、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、時代も人も変わるよね・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


写真は、一昨日に訪れた彦根の羅漢さまのお寺、天寧寺に向かう途中で見かけた看板です。

え、今時、たばこ会館?!

と思い、車を止めて、シャッターを切りました。


彦根市内のタバコ屋さんの協同組合のもちビルだったようです。

ただし、2枚目の写真から明らかなように、
今ではタバコ屋さんの組合は、建物の1室に限られています。

恐らく昔は、建物の全部がタバコ屋さん組合のための施設であり、
運営もタバコ屋さんたちの収益から賄われていたんでしょうね。


かつては成人の半数以上が愛煙家でした。

そのころはどこでもタバコが吸えました。

タバコのにおいが嫌いと主張することは、
大人の当然の権利に対する生意気な異議申し立てのように思われ、
大きな声になることはありませんでした。

僕もそのころはヘビースモーカーでした。


でも今のパートナーと付き合いだしてから、
時間をかけてタバコを止めると約束し、
5年ほどかけて、煙草を止めました。


さて、政治の世界では、飲食店における喫煙の規制に関して、
また自民党というオッサン政党が、
いろいろ理屈をつけながら、恥知らずでわがままな法律を提案しようとしているようです。
(ちなみに自民党にはおばさんもいますが、ほとんどがおっさん化したおばさんのようです。)


しかし時代の趨勢は、嫌煙に向かっていますよね。

愛煙家の多いヨーロッパでも、室内の禁煙はかなり守られていますし、
公共的な施設の大半が禁煙であることも当然のことになっています。


考えてみれば、僕も含めてですが、みんな、よく、変われたよね。

同じことが飲酒に関しても起きないかな、とは思いません。

多くの人びとが味わっている、程よい飲酒の楽しみを否定することはできません。


でも社会の多くの人たちが嫌煙に向かったように、
改まったほうがよさそうだなという習慣は、ありそうな気がします。


例えば、いろんな現場での見て見ぬふり。

僕は普段、ほとんど自動車で移動してますので、あまり目撃はしませんが、
高齢者や妊婦さんが立っている目の前で、元気な若者が平気で座って足を投げ出している光景、

これ、むっちゃクチャかっこ悪いことだという意識が広まって欲しいかな。


あと、何でもネットでチクる習慣。

みんなが見えない監視のために委縮してしまう、たぶん、元気のない社会だと思います。


ほかにもありそうだけど、とにかくタバコの例でも分かるように、
僕たち、そして僕たちの社会は、まだまだ変わることができる柔軟性は失っていないようです。


もっと柔らかくて元気な社会を楽しみます、
そのためにもいつものように

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。