僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ジャムセッション

飲酒歴40年、断酒歴2年と3か月半、不良初期高齢者、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、やっぱり音楽がいいです・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


山口君の話題も大分、鎮静化してきたように思いますが、
ほとんどのマスメディアが、彼がアルコール依存症であることを前提に記事を発表しています。

そしてその影響もあってのことだと思いますが、
アルコール依存症や問題飲酒に関する一般的な記事も増えてきました。

さすがに全く的外れの記事を見かけることはありませんが、
しかし、僕たち、当事者の視点からすると、
ちょっとずれてるよなぁ、という記事を見かけることもあります。

やはりもちは餅屋です(この場合、本来の意味とは違うとは思いますが)。

何回か書いていますように、
カジノの問題もギャンブル依存症の当事者の話を聞かないことには、
潜在的な問題の闇の深さは理解できません。

そして僕たち依存症当事者にとって医療関係者は、
非当事者の中では僕たちに対する理解が深い人たちだとは思われるのですが、

しかしドクターたちにも僕たちの本当の辛さは分らないでしょうね。

彼女/彼らは、僕たちに対する第三者的な理解はある程度、お持ちだと思いますが、
しかしその理解は、僕たちに対する共感的なスタンスを取ることはありません。

僕たちの心理や生理は、僕たちにしかわからない部分があります。
したがって僕たちは、声を上げるべき時に声を上げるべきだと思います。

僕たちに非があった部分はありますが、しかし僕たちは犯罪者ではありません。
薬物使用障害と正面から向かい合って生きていることに、誇りをもちましょう。


さて、個人的な報告に移ります。

今日は、以前にも書いたことのある、
大学の近くに開店したジャズ・カフェ・バーでのジャム・セッションの日でした。

天気はあまりよくありませんでしたが、行ってまいりました。

今日集まったミュージシャンは、

ベーシスト1人、、ドラマー1人、
ヴォーカリスト(僕を含めて)3人、ピアニスト(僕を含めて)3人、
サックス1人、ギタリスト1人、という布陣でした。

ジャズのジャムセッション大会で、サックスやドラマーが一人づつしかいないというのは、相当珍しい事態です。

僕は主に弾き語り系ピアニストとしてプレイに参加しましたが、
他の演奏者のバックを演奏することもありました。

年齢的には40代、50代が中心で、
いい意味での大人の集まりでしたので、

全員が、
主張すべきところと抑えるべきところを十分に理解しており、
なかなか楽しい会になりました。

はじめてであった同志が、共通の表現に参加できる、
やはり音楽ならではの、
それもジャズならではの楽しみです。

音楽を通して他者との心からの交流がもてた時、
楽器の演奏ができたこと、
歌が歌えたことに、
心から感謝します。

これからも僕は、こんな幸せな時間をもっともっと味わいます。

そのためにもいつものように
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。