僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ひさびさのアレンジ

飲酒歴40年、断酒歴もう少しで2年と5か月、不良初期高齢者、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、少しお疲れ・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。



昨日と本日、
併せて5時間ほどのデスクワークをこなしました。

それも結構、珍しいデスクワークです。


何かといいますと、
(って別に勿体つけることもないのですが)
編曲の仕事です。


仕事といっても全く金銭的な見返りはありません。

僕の勤める大学の音楽サークルの学生たちが、
自分たちが演奏したい曲のアレンジを僕に頼んできたというわけです。


別に引き受ける義理もないのですが、
ま、少しでもミュージシャンとしての評判を高めるためには有効かと思い、
引き受けました。

曲はサザンオールスターズ(なのか桑田佳祐なのかよく知りませんが)の、
波乗りジョニー」。

はい、一回も聴いたことありません。

いわゆる市販のバンド譜のコピーを渡され、

フルート、トランペット、3人のサックス、そしてトロンボーンという6人編成のためにアレンジして欲しいとのことでした。


二つ返事で引き受けたのですが、

学生の中にはほぼ初心者もいるということで、
あまり難しいパッセージを書くわけにもいきません。

結構、手間がかかりました。


頭の中で音を組み立て、
そしてそれを楽譜に落としていく作業、

明らかに以前よりもスピードが落ちています。

この思考効率のダウンは、
加齢だけが原因なのか、

それとも長年の過剰な飲酒によって大脳の機能がダメージを受けているのか、

果てはアルコール依存症の一つの現れなのか。

どれも当てはまっていそうな気がします。

この脳機能の低下は、
今後の訓練によってある程度は回復できるものでしょうか。

とても不安ですが、
しかし、あきらめたらそれまでですからね。

金にはならない仕事ですが、

自分自身の状態を判断し、
そして若者たちに喜んでもらえるのであれば、

決して悪くはない仕事かもしれません。


頼ってもらえるうちが華かもしれませんね。


できる限り花が散らないように

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。