僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

(僕だけの?)プチ海外気分

飲酒歴40年、断酒歴2年と7か月、不良初期高齢者、リスボン、59歳、

本日もリスボンの、ホンマに個人の楽しみ方・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。



まずはご報告です。

本日をもちまして断酒生活2年と7か月継続を達成しました。

ヒューヒュー、どんどん、パチパチパチ。

一日、一日がひと月、ふた月となり、
そして一年、二年、

さらにはまだまだ先ですが、十年、二十年となっていくように、

一日、一日、焦らずに積み上げていきます。
(って、焦りようはありませんけど。)



今日はちっちゃな休日の楽しみ方です。


何度か書いていますが、
僕はスーパーマーケットやショッピングモールが好きです。


何か買おうというわけではありません。
ほとんどの場合、まず、何も買いません。


でも、食料品にしても、衣料にしても、
あるいは電化製品にしても、

今の売れ筋は何なんだろうとか、
ここはどこまでディスカウントするんだろうとか、

店員の配置やユニフォーム、そして接客の様子なんかを観察するのが、
とても楽しい。


普段、山の中にいますので、
人を見ること自体が楽しいのかもしれません。


そして何も買わずにうろうろした後、
いわゆるフードコートのようなところで休むことにします。


そしてその時に、
いまだに現役で活躍中のアイポッドタッチを取り出して、

バロック音楽やジャズをゆっくりと聴きます。


基本的に誰かと話をすることはありません。

音楽に耳を集中させることによって、
まわりの他人の話す言語情報はほとんどカットされます。

そうすると僕の頭の中は、
勝手に仮想の外国のマーケットの広場に飛んでいきます。

その場で話されている言葉がほとんど理解できない状態で、
しかし人びとの楽しそうな姿をゆっくりと眺める、

これは僕が海外出張に出た時に、
疲れた時によくやる休憩の方法です。

テーブルの上に飲み物があってもなくても、
ゆっくりと楽しむことができます。


若いころには、こんな低エネルギー消費型のレジャーを楽しむ人間的な余裕はなかっただろうなぁ。

そして飲酒者の頃も、
こういう余裕をもった楽しみには、テーブルの上のよからぬ飲料を必要としたに違いありません。

高齢者生活と断酒生活への入門こそが可能にしてくれた、人生の豊かさかもしれません。

ちょっと大げさかな。


でも、今日は、
久しぶりにレイチェル・フェレルとマンハッタン・プロジェクトによる「枯葉」をじっくりと聴いて、
泣きそうになりました。

レイチェル・フェレル、あまり日本では知られていないヴォーカリストですが、
その音域の広さと表現力には舌を巻いてしまいます。

興味のある方、ググってみて下さい。


ではいつものように
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。