飲酒歴40年、断酒歴2年と7か月、不良初期高齢者、リスボン、59歳。
本日もリスボンの、もし…だったら・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
今、たまたまですが、
ビジネス系の小説を読んでいます。
ビジネス系の小説を読んでいます。
断酒ライフに入門してからエンターテインメント系の小説を読むようになりましたが、
図書館の文庫本コーナーで手にする小説のジャンルには、
偏りがあります。
図書館の文庫本コーナーで手にする小説のジャンルには、
偏りがあります。
まず、名作や時代劇の類を読もうという気にはなりません。
多くの名作とよばれる小説は、
何となく文章のリズムが合わない感じがしています。
何となく文章のリズムが合わない感じがしています。
また時代劇の場合、
特に江戸時代の侍ものですと、
どうにも感情移入のしようがありません。
特に江戸時代の侍ものですと、
どうにも感情移入のしようがありません。
江戸時代を題材にした文学は、
僕の中では落語で決まりです。
僕の中では落語で決まりです。
で、手にすることが多いのが、
怪しい警察官とか刑事が登場するアクションものか、
怪しい警察官とか刑事が登場するアクションものか、
権謀術数の飛び交うビジネスものです。
特にビジネス関係の小説は、
僕自身がビジネスの業界にほとんどかかわりをもったことがないだけに、
興味津々の部分があります。
興味津々の部分があります。
でビジネスものの話ですが、
例えば社内の権力闘争をテーマにしたような作品の場合、
例えば社内の権力闘争をテーマにしたような作品の場合、
悪だくみかどうかは別にして内緒の打ち合わせは、
アフターアワーにアルコールが供される店で行われることが常ですよね。
アフターアワーにアルコールが供される店で行われることが常ですよね。
で、もし僕がビジネス界に属していたらどうなっていたかをちょっと想像してみました。
で、もともと、酒好き、
そして恐らくはかなり若いころから依存性が形成され始めていた僕の場合、
そして恐らくはかなり若いころから依存性が形成され始めていた僕の場合、
宴会要員として重宝されていた可能性は大いにあります。
自分でいうのもなんですが、
若くして宴会課長となり、
やがては宴会次長、宴会部長に取り立てられ、
やがては宴会次長、宴会部長に取り立てられ、
いずれは取締役の覚えもめでたくなり、
思わぬスピード出世を果たしていたかもしれません。
思わぬスピード出世を果たしていたかもしれません。
が・・・
その出世と引き換えに、
40代、あるいは30代で肝臓を言わし、
そして同時期に脳みそにもダメージを与えてしまっていたことでしょう。
40代、あるいは30代で肝臓を言わし、
そして同時期に脳みそにもダメージを与えてしまっていたことでしょう。
そしてうまく断酒生活に入門できればよかったのですが、
そもそも査定の根拠が宴会にありますので、
そもそも査定の根拠が宴会にありますので、
内臓を少し休ませたくらいで現役復帰を果たし、
しばらくはもたせることができても、やがてはダウン。
入退院を繰り返しながら、どんどんそのサイクルが短くなっていき、
平均寿命よりはるかに短い生涯を終えていたに違いありません。
僕が実際に所属した世界でいいますと、
たしかに研究者も酒好きは多いのですが、
飲酒量や宴会での立ち振る舞いが学問的な業績に結び付くことは、
ほとんどありません。
飲酒量や宴会での立ち振る舞いが学問的な業績に結び付くことは、
ほとんどありません。
ですので僕の場合、
大学に研究者として採用されたことで、
大学に研究者として採用されたことで、
内臓も精神も病むことにはなりましたが、
立ち直りも確実に遂行できる人生環境を手に入れたのかもしれません。
今、大学は斜陽産業ですが、
しかし僕のように、
精神的にも身体的にも偏った特質をもった人間にとっては、
ありがたい業界だったようです。
しかし僕のように、
精神的にも身体的にも偏った特質をもった人間にとっては、
ありがたい業界だったようです。
ほかにもビジネス小説を読んでいると、
何しろ僕の知らない世界のことですから、
いろいろと発見があります。
何しろ僕の知らない世界のことですから、
いろいろと発見があります。
スーツをバリっと着こなして高層ビル街を颯爽と歩く最前線のビジネスマン、
僕にとってあり得なかったライフスタイルですが、
ノンアルのさえた頭で、
想像の世界に遊んでいこうと思います。
想像の世界に遊んでいこうと思います。
ということでいつものように、