僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

やっぱ、売れる人にはそれだけの理由がある

飲酒歴40年、断酒歴2年と8か月、不良初期高齢者、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、創作の悩み・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。


僕の人生で誇れること、
あるいは嬉しかったことの一つに、

常に何かを創り出すことにかかわり続けてきたということがあります。

高校生の時に本格的に曲を作り始め、

大学はうっかりデザインを専門とする学科に入学し、

でも常に活動の中心は音楽に置いてきました。


そしてモノを創作することを学ぶ若者たちをそそのかすことによって生活の糧を得てきました。


定年までのカウントダウンを意識するようになった最近では、
再び、音楽で生きていこうと本格的に決意しています。


で僕は基本的にはピアニストなんですが、

歌も歌います。


自分ではまだまだヴォーカリストとしての力量には自信がないのですが、

バンド仲間も、ライブに来てくださるお客さんも、僕のヴォーカルを受け入れてくれてるようで、
少し、一安心です。


何度か書いていますように、
いわゆるジャズのスタンダードナンバーに、オリジナルやほとんど自分勝手な超訳の詩をつけることを、
僕のミュージシャンとしての一つの売りにしようと思っています。


が、なかなかこれがはかどりません。

イメージやコンセプトがある程度、固まっても、
いざ言葉をメロディーに乗せ、歌ってみると、
何か違うなぁ、と納得できないことがほとんどです。


で、そんなときは、
先輩の意見を伺うのが一つの手でしょう。

昔、プロでピアノを弾いていたころ使っていた、当時の歌謡曲の楽譜を引っ張り出し、
自分で弾き語りに挑戦し、
プロの作詞家のテクニックについて研究しています。


で、表題通りの感想ですわ。

やっぱ、ヒットした曲の歌詞は、
詩としても、あるいはメロディーに乗せて歌う、歌としても、
しっかり造形されています。


オーヤン・フィフィという台湾出身の歌手が歌い大ヒットした「ラヴイズオーヴァー」という曲がありますが、
歌ってみました。

メロディーも素晴らしいのですが、
歌詞そのものも、そして歌詞とメロディーのマッチングも、素晴らしい。

特に最後のフレーズでは、歌いながら泣きそうになりました。

やはり、プロの技は違います。


勉強の意味も兼ねて、レパートリーに入れてみることにします。


来週の木曜日、11日に、いつもの京都は伏見の「アンソニア・カフェ」さんでライブを行いますが、
早速、厚かましくも歌ってみましょう。


なかなか歌詞の超訳は進みませんが、でも焦らず、きっと言葉が降りてきてくれることがあると信じ、
言葉の世界にも遊んでいきます。


やりたいことがまだまだあります。
従って死ぬわけにはいきませんので、いつものように。

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。